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J-GLOBAL ID：201102210996826834   整理番号：11A1902638

センサネットワークにおけるTOA位置推定方式のNLOS判定性能向上に関する検討

Performance Improvement of NLOS Detection Scheme in TOA-based Position Estimation with Sensor Networks

著者 (2件)： 福田一隆 (名古屋工大 大学院工学研究科) ,  岡本英二 (名古屋工大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 111  号： 263(USN2011 23-56)  ページ： 189-194  発行年： 2011年10月19日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 通信機能を有する多数の小型センサを協調動作させて情報収集を行うセンサネットワークは,広域での情報収集が可能であり,様々な分野への応用が期待されている。収集した情報の活用にはそれがどこの情報であるかという位置情報が重要であり,位置推定技術は不可欠である。中でもTOA(Time of Arrival)位置推定方式は,最も推定精度が高いとされ多く用いられている。TOA方式とはターゲットノード(位置未知)から発信された信号を,アンカーノード(位置既知)で受信し,その到来時間から位置推定を行う方式である。このTOA方式で得られる測定値誤差の大部分は,遮蔽物が存在する見通し外(NLOS:Non Line of Sight)環境によるものであるため,NLOS環境下のセンサを判定し取り除く必要がある。NLOS判定の最も知られた方法に計算量が少ないとされるIMR(Iterative Minimum Residual)法がある。しかし測定値誤差によりNLOS判定を誤る場合が存在するため,本稿ではIMR法の判定性能を向上させる手法を提案し,その精度改善量を計算機シミュレーションで確かめた。(著者抄録)

シソーラス用語： *センサネットワーク ,  *位置測定 ,  見通し外伝搬 ,  測定誤差
準シソーラス用語： TOA ,  *位置推定 ,  *無線センサネットワーク

分類 (2件)： 長さ,面積,断面,体積,容積,角度の計測法・機器  (AD05020O) ,  計算機網  (JC03000K)

引用文献 (7件)：

• GUVENC, I. survey on TOA based wireless localization and NLOS mitigation techniques. Communications Surveys & Tutorials, IEEE. 2009, 11, 3, 107-110
• 西佑介. センサネットワークにおけるセンサのグループ分けに基づく異常値検出を用いたNLOS環境での屋内位置推定. 信学技報. 2010, RCS2009-339
• 茂木俊浩. 局所伝播環境推定を用いた受信信号強度重み付け到来時間位置推定法. 信学技報. 2007, USN2007-9
• ALAVI, B. Modeling of the TOA-based Distance Measurement Error Using UWB Indoor Radio Measurements. IEEE Communications. 2006, 10, 4
• LI, X. An iterative NLOS mitigation algorithm for location estimation in sensor networks. Proceedings of the 15th IST Mobile Wireless Communications Summit, Myconos, Greece, June 2006. 2006

タイトルに関連する用語 (4件)： センサネットワーク ,  TOA ,  位置推定 ,  性能向上