抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本稿では,工業高等専門学校における教育用コンピュータ室(全学共通的なもの,CADを中心とした機械系のもの,電子情報系のもの,の3室)がシステム更改期を迎え,全学的な考察の下にシステムを再構築し,新サービスを導入した状況について報告した。まず,2部屋のPCの契約形態がレンタルであり,1部屋が買い取りであることから,サーバー系を2系統用意したこと,また3部屋ともネットブート方式を採用したことを述べた。次に,学生がどの部屋からでも同じアカウント情報でコンピュータシステムを利用できるようにするために,認証アプライアンスサーバを導入したこと,また学生用のメールサービスに無料で提供されるクラウドサービス(Google Apps Education Edition)を採用したことで,運用コスト・利便性面で効果があったことなどを述べた。最後に運用状況の評価・問題点と今後の課題を述べた。