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J-GLOBAL ID:201102212004237061   整理番号:11A1944055

急性ホモシステイン血症はラット血液中の凝固システムと酸化状態を変化させる

Acute hyperhomocysteinemia alters the coagulation system and oxidative status in the blood of rats
著者 (8件):
資料名:
巻: 360  号: 1-2  ページ: 205-214  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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本研究で,著者らは,急性ホモシステイン投与の,ラット血液中のフィブリノーゲンと亜硝酸塩と同様に凝固システムのパラメーターに対する影響について研究した。加えて,著者らは,急性ホモシステイン(Hcy)投与のラット血漿中のチオバルビツール酸反応物質と赤血球中の抗オキシダント酵素活性(スーパーオキシドジスムターゼ,カタラーゼとグルタチオンペルオキシダーゼ)に対する効果についても評価した。生後29日目のウィスターラットの背の皮下に,食塩水(コントロール)或いはHcy(0.6μmol/g体重)を単回注射した。注射後15分,1時間,6時間或いは12時間後に,ラットを安楽死させ,血液,血漿及び赤血球を収集した。結果は,コントロールグループと比較したとき,Hcyは15分,1時間後に明らかに血液中の血小板数とフィブリノーゲンレベルを増加させ,6時間及び12時間では増加させていなかった。血漿中のプロトロンビン時間,活性化された部分トロンボプラスチン時間と亜硝酸塩レベルが,Hcy投与後15分,1時間で明らかに減少していたが,6時間と12時間後では減少していなかった。加えて,ホモシステイン血症は,15分と1時間後に血漿中の脂質過酸化の指標であるチオバルビツール酸反応を増加させていた;そして15分後,ラット赤血球中のスーパーオキシドジスムターゼとグルタチオンペロキシダーゼ活性を減少させ,カタラーゼ活性を上昇させ,急性Hcy投与はラット血液中の酸化状態を変化させていることを示唆している。著者らの知見は,急性ホモシステイン血症後に凝固性亢進と酸化ストレスが起こる,それはおそらく,少なくとも部分的に,ホモシスチン尿症患者で見られる血管機能障害と血栓塞栓性合併症と関連していることを示唆している。Copyright 2011 Springer Science+Business Media, LLC. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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循環系の基礎医学  ,  血管系 

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