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J-GLOBAL ID：201102212018162986   整理番号：11A1172062

有用微生物を用いた石炭灰の新たな処理技術-バイオレメディエーションの適用-

著者 (1件)： 大嶺聖 (九大 大学院工学研究院)
資料名： 地盤工学会誌  (Geotechnical Engineering Magazine)
巻： 59  号： 7  ページ： 10-13  発行年： 2011年07月01日 
JST資料番号： F0369A  ISSN： 1882-7276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 石炭灰は法律により,有効利用が義務付けられている。石炭灰の有効利用の大きな割合を占めるセメント・コンクリート分野の需要は減少が予想されている。これらの分野に代わり,今後の有効利用分野として,処理コストが低く,環境負荷が少ない処理方法が求められている。石炭灰の新たな処理技術として,有用微生物を用いたバイオレメディエーションの適用性につき述べた。乳酸菌,酵母及び納豆菌などの環境浄化微生物は,六価クロムを低減し,微生物の量が多いほど,この効果が高いことが分かった。一方,石炭灰埋立地から分離した有用微生物(Bacillus sp)はホウ素の低減効果を有し,これらの微生物を組み合わせて,石炭灰の効果的な浄化が期待できる。

シソーラス用語： *石炭灰 ,  廃物利用 ,  *微生物 ,  *バイオレメディエーション ,  六価クロム ,  ホウ素 ,  利用 ,  有効利用 ,  *有用微生物 ,  バシラス属 ,  *廃棄物処理 ,  *浄化 ,  *処理 ,  *生物学的廃棄物処理 ,  芽胞形成菌
準シソーラス用語： 桿菌属

分類 (2件)： 資源回収利用  (SC05060V) ,  外生物質の生物影響一般  (EE05010K)

引用文献 (7件)：

• 嘉門雅史. 地盤環境工学. 2010, 100-102
• 久保博. 石炭灰の硫酸洗浄によるほう素等の抽出特性. 第42回地盤工学研究発表会, 2007. 2007, 513-514
• 文部科学省科学技術政策研究所科学技術動向研究センター. 科学技術動向4. 特集 : 汚染された土壌環境の対策技術の動向 2002年3月号. http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt012j/
• 大嶺聖. 建設発生土および廃棄物の有効利用における環境経済評価モデル. 土と基礎. 2003, 51, 5, 10-12
• 大嶺聖. 微生物を利用した汚染土からの六価クロム溶出低減効果. 第16回地下水・土壌汚染とその防止対策に関する研究集会講演集, 2010. 2010

タイトルに関連する用語 (3件)： 有用微生物 ,  石炭灰 ,  バイオレメディエーション