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J-GLOBAL ID：201102212354170253   整理番号：11A1135134

厚い試料を用いた高圧ねじり(HPT)加工および高圧すべり(HPS)加工におけるひずみ導入分布と結晶粒超微細化

Development of Intense Plastic Strain and Ultrafine Grains in Thicker Samples Processed by High-Pressure Torsion and High-Pressure Sliding

著者 (5件)： 岩岡秀明 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  藤岡直好 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  原井陽介 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  堀田善治 (九州大学大学院工学研究院材料工学部門) ,  堀田善治 (九州大学カーボンニュートラル・エネルギー国際研究所)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 75  号： 7  ページ： 412-418 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： HPT法は他の巨大ひずみ加工法よりも微細な結晶粒が得られるが,試料形状がディスク状またはリング状に限定される。板状の試料でも適用可能なHPS法を新たに開発した。これは金型と押し棒の間に試料を挟み,高圧をかけた状態で押し棒を押すことによって,試料にせん断ひずみを加える方法である。本研究では,HPT法およびHPS法を厚い試料に適用したときのひずみの導入分布を硬度試験や組織観察によって調査した。試料として厚さ2mmと4mmの高純度アルミニウム(99.99%)冷延材を用いた。厚さ中心にひずみが導入されやすく,上下端部,側面部に近いほどひずみ導入量は小さくなった。再結晶領域は回転数を増やすごとに上下方向に広がり,一定幅に飽和した。

シソーラス用語： *アルミニウム ,  高純度金属 ,  ねじり加工 ,  滑り ,  *塑性変形 ,  剪断変形 ,  *金属組織 ,  変形組織 ,  塑性歪 ,  歪分布 ,  結晶粒度 ,  結晶粒微細化 ,  厚板 ,  板厚 ,  依存性 ,  微小硬さ ,  分布 ,  深さ分布 ,  再結晶 ,  回転数 ,  大変形 ,  透過型電子顕微鏡 ,  滑り変形 ,  厚み依存性 ,  強塑性変形 ,  高圧ねじり加工 ,  *組織 ,  歪 ,  改変
準シソーラス用語： SPD【塑性】 ,  HPT加工 ,  ミクロ組織【金属組織】 ,  硬度分布 ,  重塑性変形

分類 (1件)： 変態組織,加工組織  (WB01030N)

引用文献 (11件)：

• 1) V. M. Segal, V. I. Reznikov, A. E. Drobyshevskiy and V. I. Kopylov: Russian Metall. 1(1981) 99-105.
• 2) Y. Saito, H. Utsunomiya, N. Tsuji and T. Sakai: Acta Mater. 47(1999) 579-583.
• 3) N. A. Smirnova, V. I. Levit, V. I. Pilyugin, R. I. Kuznetsov, L. S. Davydova and V. A. Sazonova: Fiz Metal Metalloved 61(1986) 1170-1177.
• 4) G. Sakai, Z. Horita and T. G. Langdon: Mater. Sci. Eng. A 393(2005) 344-351.
• 5) B. J. Bonarski, E. Schafler, B. Milkulowskei and M. J. Zehetbauer: Mater. Sci. Forum 584-586(2008) 263-268.

タイトルに関連する用語 (10件)： 試料 ,  高圧ねじり ,  HPT ,  高圧 ,  すべり ,  HPS ,  ひずみ ,  分布 ,  結晶粒 ,  微細化