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J-GLOBAL ID:201102212580098026   整理番号:11A1521169

細胞内酵素活性を持つCD38の発現 細胞内cADPRにより誘導されたインシュリン放出に対し考えられる説明

Expression of CD38 with intracellular enzymatic activity: a possible explanation for the insulin release induced by intracellular cADPR
著者 (8件):
資料名:
巻: 352  号: 1-2  ページ: 293-299  発行年: 2011年06月 
JST資料番号: C0452B  ISSN: 0300-8177  CODEN: MCBIB8  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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CD38は,膵臓β細胞を含む複数の細胞タイプにおいて発現される膜貫通糖蛋白質である。これは,2つの異なるCa2+動員化合物,環状アデノシンジホスホリボース(cADPR)およびニコチン酸アデニンジヌクレオチドリン酸の代謝を触媒する酵素として役立つ。これら代謝産物の1つ,cADPRは,膵臓β細胞からのグルコース誘導インシュリン分泌に関わることが知られている。内因性cADPR合成に対するCD38の必須的役割は確立されてきたが,CD38の提案された細胞外酵素活性および細胞内cADPR蓄積により引き起こされた細胞内Ca2+調節の間の関係は十分に説明されていない。インシュリン分泌機構におけるCD38の役割を十分理解するため,膵臓β細胞におけるこの分子の細胞内局在の解析が必須である。CD38のN末端およびC末端を別々に探る方法を与える試みにおいて,N末端FLAGエピトープ標識を持つヒトCD38を発現するインシュリン分泌性MIN6マウス膵臓β細胞系を作った。細胞の外側にFLAGエピトープの弱いが恒常的な発現を見出し,細胞質酵素活性を持つ少量のCD38の存在を示していた。ヒトCD38でトランスフェクションされたMIN6細胞は,グルコース誘導インシュリン放出の増加を示した。そのうえ,抗FLAG架橋はインシュリン放出をさらに増強し,細胞表面に発現されたCD38のN末端は未知配位子に対する受容体として機能し,インシュリン分泌に対する正のシグナルを誘発することを示唆していた。Copyright 2011 Springer Science+Business Media, LLC. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (5件):
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酵素一般  ,  抗原・抗体・補体一般  ,  遺伝子発現  ,  糖質・糖鎖一般  ,  すい臓ホルモン 
物質索引 (3件):
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