抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イソタクチックポリプロピレン(iPP)の大振幅振動せん断場での等温流動誘起結晶化(FIC)を回転レオメータにより調べた。過冷却iPP融液に対して各種振幅の正弦関数歪動的せん断流を付与した。実験結果から,大振幅振動を付与すると融液の貯蔵弾性率が小振幅振動の場合に比べて短期間に増加し,これは大振幅振動せん断場がiPPの結晶速度を著しく促進することによった。更に,融液により大きい歪を付与すると必然的に結晶速度がより顕著に促進され,結晶速度の急速上昇により貯蔵弾性率が直接的に変化した。Fourier変換法により大振幅振動せん断下でのiPP融液結晶過程の応力波形を解析した。結晶過程で融液に非線形な機械特性の変化が起こると,iPP融液のFIC過程において基本周波数でのピーク値I_1に対する三重基本周波数でのピーク値I_3比(I_3/I_1)の遷移的変化が敏感に生じた。また,140°Cの結晶化温度では,I_3/I_1の突然増加に対する開始時間が貯蔵弾性率の著しい増加時間よりもわずかに長くなり,歪振幅が10%から30%に増加すると開始時間は2500sから600sに低下した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST