文献

J-GLOBAL ID：201102212972657899   整理番号：11A1197247

手がかりである2種類の視覚特性が小児の虚偽記憶に及ぼす種々の影響

Two Kinds of Visual Feature as Cues Have Different Influences on Children’s False Memory

著者 (3件)： Liu Zewen (Dep. of psychology, Zhejiang Sci-tech Univ., Hangzhou) ,  Guo Qian (Dep. of psychology, Zhejiang Sci-tech Univ., Hangzhou) ,  Ge Liezhong (Dep. of psychology, Zhejiang Sci-tech Univ., Hangzhou)
資料名： Xinli Xuebao  (Xinli Xuebao)
巻： 42  号： 3  ページ： 406-414  発行年： 2010年 
JST資料番号： C2156A  ISSN： 0439-755X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 中国 (CHN)  言語： 中国語 (ZH)

抄録/ポイント： 現在,虚偽記憶に関して2件の関連する研究がある。1つ目は虚偽記憶を如何に減らすかであり,2つ目は虚偽記憶の発生を如何に理解するかである。第1の側面では,色や場所といったいくつかの知覚された特徴は隠れた状態で虚偽記憶の原因となっていることを示した報告が数件ある。これは知覚された特徴が多ければ虚偽記憶は減るというfuzzy-trace理論の予測と一致しない。最近になって,意味的に関連のある提示されていないアイテムの虚偽記憶は年齢とともに増加することが研究から明らかとなった。(i)特定の情報を与える特定の視覚的特徴は虚偽記憶を低下させるが,非特定的視覚的直腸は虚偽記憶を増大させる;(ii)低年齢小児の虚偽記憶は手がかりである2種類の特徴からの影響を年長小児よりも受け難いと仮定した。小児144例を8~10歳未満群,10~12最未満群および12歳以上群に割り付け,2つの試験に参加させた。DRM課題を両試験に用いた。第1の試験では,虚偽記憶に対するある写真の特定の視覚的特徴の影響を調べた。第2の試験では,言葉の場所(非特定的視覚的特徴)が虚偽記憶にどのように影響するかを試験した。critical lureの誤アラーム率は8から12まで統計学的に有意な範囲まで増加したことがわかった。また,特定の視覚的特徴には年齢とともに増加する虚偽記憶に対してプラスの効果があり,8~10歳未満には有意な影響を及ぼさず,10歳の小児と12歳の小児との間にはcritical lureの誤アラーム率に有意差は認められないこともわかった。非特定的視覚的特徴は虚偽記憶に対してマイナスの効果があるが,8~10歳未満群に対して有意な効果はみられなかった。10~12最未満群および12歳以上群の虚偽記憶に対するマイナス効果は有意に異なっていた。・・・Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST

シソーラス用語： 視覚 ,  子供 ,  *記憶 ,  知覚 ,  写真 ,  統計学
準シソーラス用語： 小児

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： 手がかり ,  視覚特性 ,  小児 ,  虚偽記憶