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J-GLOBAL ID：201102213211389587   整理番号：11A1634120

床発電システム開発の取り組み

著者 (3件)： 武藤佳恭 (慶応大 環境情報) ,  小林三昭 (ジェイアール東日本コンサルタンツ) ,  林寛子 (ジェイアール東日本コンサルタンツ)
資料名： 静電気学会誌  (Journal of the Institute of Electrostatics Japan)
巻： 35  号： 5  ページ： 203-207  発行年： 2011年09月30日 
JST資料番号： S0175A  ISSN： 0386-2550  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 圧電素子を用いて,人が歩くときの床に与えるエネルギーを電力に変換する圧電効果を利用した床発電システムの開発状況を紹介した。床発電は,微弱なエネルギーを電力に変換する技術とともに,耐久性が要求されるため,試作装置を東京駅に設置し,計3回にわたる実証試験を実施した。試験は改札通路に発電設備を敷き詰めて行った。各試験の結果を報告した。3回目の試験において,1通路当たり1人の通行による発電量は最大4.3W秒となった。また,システム全体の発電量は1日当たり最大940kW秒を記録した。さらに,5週間経過後の発電能力も95%が維持されることが分かり,耐久性も確認された。

シソーラス用語： 床 ,  発電 ,  *発電設備 ,  圧電素子 ,  振動エネルギー ,  エネルギー変換 ,  *効果 ,  歩行 ,  実証実験 ,  耐久性 ,  性能試験
準シソーラス用語： *圧電効果 ,  環境発電

分類 (1件)： その他の発電  (NB03140M)

引用文献 (5件)：

• TAKEFUJI, Y. And if public transport does not consume more of energy?. 2008, 31
• TAKEFUJI, Y. Known and unknown phenomena of nonlinear behaviors in the power harvesting mat and the transverse wave speaker. Proceedings of International Symposium on Nonlinear Theory and Its Applications, 2008. 2008, 239
• 小林三昭. 圧電素子を駆使した床発電システムの開発. 超音波テクノ. 2010, 5-6月号, 48
• 小林三昭. 床発電システム. エネルギーハーベスティングの最新動向. 2010
• 武藤佳恭. 人の歩行で電気を生み出す「床発電システム」. OHM. 2010, 97, 12, 27

タイトルに関連する用語 (3件)： 床 ,  発電システム ,  開発