文献

J-GLOBAL ID：201102213354702570   整理番号：11A0425171

圧電素子によるエネルギ回収を利用したCFRPはり構造の準能動的制振

Semi-Active Vibration Control of CFRP Beam Structures Using Piezoelectric Energy Harvesting

著者 (3件)： 亀山正樹 (東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  高柳宜孝 (東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻) ,  福永久雄 (東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻)
資料名： 日本航空宇宙学会論文集  (Journal of the Japan Society for Aeronautical and Space Sciences)
巻： 58  号： 683  ページ： 340-348 (J-STAGE)  発行年： 2010年 
JST資料番号： L3565A  ISSN： 1344-6460  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 同調スイッチダンピング(SSD)に外部定電圧電源を組み合わせたSSDV(SSDV on Voltage source)に基づく振動制御で定電圧源のかわりにエネルギーハーベスティングを使用した振動制御方法を提案した。提案する制振方法をCFRP片持梁で実験を行い,SSDPに基づく制振方法の有効性を確認した。また蓄電コンデンサの蓄電圧に比例して制振効果も向上し,外部電源を設置したときと同等の効果が得られることが判った。また圧電素子の発生電圧の振幅値と片持梁の加振振動数には制振効果を生じるための閾値が存在しこの閾値を越えなければ定常的な制振効果が得られないことが判った。圧電素子発生電圧の振幅値や片持梁の加振振動数の値が閾値未満の場合,制振効果は時間に従い低下しその持続時間は蓄電コンデンサの静電容量に比例することが確認された。

シソーラス用語： *繊維強化プラスチック ,  *片持梁 ,  *エネルギー供給 ,  振動制御 ,  *圧電素子 ,  アクティブ制御 ,  *積層板 ,  *閾値 ,  *防振 ,  コンデンサ ,  *炭素繊維強化プラスチック
準シソーラス用語： *CFRP ,  *エネルギーハーベスティング ,  *制振

分類 (1件)： 構造動力学  (HD02000E)

引用文献 (15件)：

• AHMADIAN, M. Recent Advances in the Use of Piezoceramics for Vibration Suppression. Shock Vib. Digest. 2001, 33, 15-22
• BAILEY, T. Distributed Piezoelectric-Polymer Active Vibration Control of a Cantilever Beam. J. Guid. Control Dynam. 1985, 8, 605-611
• FORWARD, R. L. Electronic Damping of Vibrations in Optical Structures. Appl. Opt. 1979, 18, 690-697
• HAGOOD, N. W. Damping of Structural Vibrations with Piezoelectric Materials and Passive Electrical Networks. J. Sound Vib. 1991, 146, 243-268
• CLARK, W. W. Vibration Control with State-Switched Piezo-electric Materials. J. Intell. Mater. Syst. Struct. 2000, 11, 263-271

タイトルに関連する用語 (5件)： 圧電素子 ,  エネルギ回収 ,  CFRP ,  はり ,  制振