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J-GLOBAL ID：201102213379935455   整理番号：11A0146922

チタン合金におけるユビキタス元素による機能発現

Creation of Functionality by Ubiquitous Elements in Titanium Alloys

著者 (1件)： 新家光雄 (東北大学金属材料研究所)
資料名： 日本金属学会誌  (Journal of the Japan Institute of Metals and Materials)
巻： 75  号： 1  ページ： 21-28 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： G0023A  ISSN： 0021-4876  CODEN： NIKGAV  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： チタンおよびチタン合金は高耐食性で高比強度を有し,生体適合性にも優れることから高い関心を集めている。しかし,チタン合金における各合金元素の役割が未だに明確でないため,系統的に明確化することが重要である。一方,チタンおよびチタン合金は,資源が豊富であるにもかかわらず高コストであるために需要が限られている。本稿では,チタンおよびチタン合金のユビキタス化に向けて,これまで不純物元素と見なされてきた侵入型ユビキタス元素(O,N,H,C)および置換型ユビキタス元素(Fe,Si)のチタンおよびチタン合金の機能発現への役割について解説した。今後,系統的にユビキタス元素の役割を明確化し,目的とする機能発現のための合金設計を行う必要がある。

シソーラス用語： *研究開発 ,  開発 ,  合金設計 ,  *チタン合金 ,  環境保全 ,  省資源 ,  機能材料 ,  合金元素 ,  酸素 ,  窒素 ,  水素 ,  炭素 ,  鉄 ,  ケイ素 ,  格子間原子 ,  置換型原子 ,  機械的性質 ,  耐食性 ,  微細構造 ,  加工熱処理
準シソーラス用語： 材料開発 ,  微細組織

分類 (2件)： 研究開発  (WA01040V) ,  非鉄金属材料  (WE03000D)

引用文献 (36件)：

• 1) J. C. Williams, B. S. Hickman and D. H. Leslie: Metall. Trans. 2(1971) 477-484.
• 2) M. Niinomi: Materials of 12^th Workshop, JSPS 176^th Committee on Process Created Materials Function, (2009) pp. 23-29.
• 3) N. Sakaguchi, M. Niinomi, T. Akahori and H. Toda: J. Japan Inst. Metals 70(2006) 89-95.
• 4) T. Kaya: Ti-2007 Science and Technology, JIMIC 5, ed. by M. Niinomi, S. Akiyama, M. Hagiwara, M. Ikeda and K. Maruyama, (The Japan Institute of Metals, 2007) pp. 49-56.
• 5) Z. Chen, D. J. Fray and T. W. Farthing: Nature 407(2000) 361-364.

タイトルに関連する用語 (3件)： チタン合金 ,  ユビキタス元素 ,  発現