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J-GLOBAL ID：201102213526823838   整理番号：11A0804575

阿蘇カルデラ内における地下水の流動機構

Groundwater flow system in Aso caldera

著者 (5件)： 利部慎 (熊本大) ,  嶋田純 (熊本大) ,  島野安雄 (文星芸術大) ,  樋口覚 (三菱重工業) ,  野田尚子 (エア・ウォーター)
資料名： 日本水文科学会誌  (Journal of Japanese Association of Hydrological Sciences)
巻： 41  号： 1  ページ： 1-17  発行年： 2011年02月28日 
JST資料番号： L1875A  ISSN： 1342-9612  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 阿蘇地域における地下水を検討した。火山地域は多孔質の岩石によって構成されているため豊かな水文環境を有している。阿蘇カルデラは九州中部に位置するカルデラ火山である。その大きさは,南北25km,東西18kmであり,面積は380km²である。酸素・水素安定同位体比による地下水の涵養標高とトリチウムおよびCFCsを用いた滞留時間の推定を行った。その結果,カルデラ内を水文・化学的な特性に基づいて4地域に区分し,その4地域から得た地下水の滞留時間を明らかにすることで,カルデラ内の地地下水流動機構を明らかにした。

シソーラス用語： *カルデラ ,  *地下水 ,  地下水涵養 ,  地域 ,  *地下水流動 ,  環境 ,  阿蘇カルデラ ,  火山地域 ,  水文環境

分類 (1件)： 地下水学  (DC07040Y)

引用文献 (26件)：

• 浅井和由. トレーサーを用いた若い地下水の年代推定法-火山地域の湧水へのCFCs年代推定法の適用-. 日本水文科学会誌. 2010, 39, 67-78
• 利部慎. CFCsを用いた地下水滞留時間の推定と採水後の時間経過に伴うCFCs分解について. 日本水文科学会2008年秋季講演会講演要旨. 2008, 57-60
• 風早康平. 湧水の水素安定同位体比からみた八ヶ岳の地下水の涵養・流動過程. ハイドロロジー. 日本水文科学会誌. 1994, 24, 107-119
• 風早康平. 同位体・希ガストレーサーによる地下水研究の現状と新展開. 日本水文科学会誌. 2007, 37, 221-252
• 気象庁. http://www.jma.go.jp/jma/index.html. 2010

タイトルに関連する用語 (3件)： 阿蘇カルデラ ,  地下水 ,  流動機構