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J-GLOBAL ID：201102213949258207   整理番号：11A0179487

時間周波数マスクによる実環境でのブラインド音源分離

Convolutive blind source separation using time-frequency masks

著者 (2件)： 澤田宏 (NTT コミュニケーション科学基礎研) ,  荒木章子 (NTT コミュニケーション科学基礎研)
資料名： 電子情報通信学会技術研究報告  (IEICE Technical Report (Institute of Electronics, Information and Communication Engineers))
巻： 110  号： 331(EA2010 97-104)  ページ： 43-48  発行年： 2010年12月03日 
JST資料番号： S0532B  ISSN： 0913-5685  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本稿では,時間周波数マスクによるブラインド音源分離手法を概説し,実環境での音の混合に対する分離性能を高めた方法を説明する。時間周波数マスクによる方法は,マイクロホンの数が音源の数よりも少ない,いわゆる劣決定の場合にも適用できる。分離は周波数領域で行われ,本提案手法は二段階の処理となる。一段階目で,EMアルゴリズムにより,周波数領域の混合サンプルを音源毎にクラスタリングする。二段階目では,周波数毎のクラスタリング結果のパーミュテーションの任意性を揃える。これは,各サンプルが各クラスタにどの程度の確率で属するかという情報を用いて行う。ある程度の残響を持つ環境で,4音源の混合を3マイクロホンで観測して分離する実験結果により,本手法の優位性を示した。(著者抄録)

シソーラス用語： 信号処理 ,  *ブラインド等化 ,  *信号推定 ,  畳込み ,  Fourier変換 ,  *時間依存性 ,  性質 ,  マスク ,  最適化手法 ,  パラメータ推定 ,  *ミキシング【音響】 ,  *分離 ,  音源 ,  クラスタ化
準シソーラス用語： ブラインド音源分離 ,  短時間Fourier変換 ,  スパース性 ,  時間周波数マスク ,  EMアルゴリズム

分類 (1件)： 音響信号処理  (BB03050C)

引用文献 (23件)：

• MAKINO, S. eds. Blind Speech Separation. 2007
• HYVARINEN, A. Independent Component Analysis. 2001
• JOURJINE, A. Blind separation of disjoint orthogonal signals : demixing N sources from 2 mixtures. Proc. ICASSP 2000. 2000, 5, 2985-2988
• AOKI, M. Sound source segregation based on estimating incident angle of each frequency component of input signals acquired by multiple microphones. Acoustical Science and Technology. 2001, 22, 2, 149-157
• ROMAN, N. Speech segregation based on sound localization. J. Acoust. Soc. Am. 2003, 114, 4, 2236-2252

タイトルに関連する用語 (4件)： 時間周波数 ,  マスク ,  環境 ,  ブラインド音源分離