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J-GLOBAL ID：201102214232205083   整理番号：11A0166477

Mg²⁺による特異的沈殿に基づくG四本鎖DNAの効果的な検出及び分離法

Effective Detection and Separation Method for G-Quadruplex DNA Based on Its Specific Precipitation with Mg²⁺

著者 (8件)： LIN Jing (Sun Yat-sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  YAN Yi-Yong (Sun Yat-sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  OU Tian-Miao (Sun Yat-sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  TAN Jia-Heng (Sun Yat-sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  HUANG Shi-Liang (Sun Yat-sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  LI Ding (Sun Yat-sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  HUANG Zhi-Shu (Sun Yat-sen Univ., Guangzhou, CHN) ,  GU Lian-Quan (Sun Yat-sen Univ., Guangzhou, CHN)
資料名： Biomacromolecules  (Biomacromolecules)
巻： 11  号： 12  ページ： 3384-3389  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： W1325A  ISSN： 1525-7797  CODEN： BOMAF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 異なる濃度のMgCl₂水溶液中へ各種DNA(一本鎖,二本鎖,三重螺旋,ヘアピン及びグアニン(G)四本鎖DNA)溶液を添加することにより,Mg²⁺の沈殿効率を測定した。Mg²⁺の沈殿効率データは,Mg²⁺がG四本鎖DNAを特異的に認識して沈殿させることを示した。特に,平行立体配座を有するG四本鎖DNAをほとんど100%に達する高効率で沈殿させた。その結果はMg²⁺による沈殿法が他のDNA構造からG四本鎖DNAを検出及び分離するのみならず,他の立体配座G四本鎖DNAから平行構造G四本鎖DNAを同定する安価で簡単な方法であることを示した。円二色性分光法とゲル電気泳動実験からその沈殿による検出と分離の有効性を確かめた。さらに,TEMは生成沈殿体が線状構造から成ることを示した。沈殿体の線状構造はG四本鎖のπ-πスタッキングによるG四本鎖DNAの累積を示唆した。

シソーラス用語： 立体配座 ,  *DNA【核酸】 ,  沈殿 ,  マグネシウム化合物 ,  金属イオン ,  自己組織化 ,  分子認識 ,  検出 ,  分離 ,  マグネシウム錯体 ,  高分子錯体 ,  濃度依存性 ,  積層構造 ,  立体特異性 ,  モルフォロジー
準シソーラス用語： G四本鎖 ,  *グアニン四本鎖 ,  スタッキング ,  *マグネシウムイオン ,  核酸立体配座 ,  *四本鎖DNA

分類 (2件)： 核酸一般  (EB04010U) ,  各種物理的手法  (CC01030W)

タイトルに関連する用語 (4件)： 沈殿 ,  G四本鎖 ,  DNA ,  分離法