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J-GLOBAL ID:201102214249586080   整理番号:11A0564204

一過性のβ2-アドレナリン受容体の活性化が胚の着床間隔どりを阻害することによって流産を引き起こす

Transient β2-Adrenoceptor Activation Confers Pregnancy Loss by Disrupting Embryo Spacing at Implantation
著者 (14件):
資料名:
巻: 286  号:ページ: 4349-4356  発行年: 2011年02月11日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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流産は深刻な社会的,医学的問題であり,初期妊娠における異常な胎児の着床と関係がある。流産は世界中で全体の妊娠の25-40%を占めると言われていおり,中間流産/異常妊娠などの正確な原因は明確ではなく,ここでは,,胚の着床早期に見られる。胚の着床過程へのストレスの影響について検討した。その結果,β2-アドレナリン受容体(β2-AR)活性化の一過性の影響(性交4日後)が着床胚の間隔どりを阻害し,中間流産を増加させることを明らかにした。異常な胚のスペーシングはβ2-AR拮抗剤あるいはβ-ARの除去なの前処理よって防止できた。着床部位が固定された場合,性交5日後の同様のβ2-ARの活性化は胚のスペーシングあるいは妊娠に影響を及ぼさなかった。このことから,β2-AR活性化による副作用が起こるのは胚の定着前の着床前期に限られていることが分かった。In vitroおよびin vivoでの研究において,一過性のβ2-ARの活性化は胚盤胞特性に悪影響を与えることなく,通常の着床前子宮収縮を停止させることが分かった。収縮阻害はcA,MPPKA経路の活性化によって起こり,子宮収縮および胚のスペーシングとって重要な以前発見された遺伝子,lpa3の特異的なダウンレギュレーションを伴う。正常な子宮の収縮による正確な子宮内の胚の配置は正常な妊娠にとって極めて重要である。初期の妊娠での異常なβ2-ARの活性化,初期の母体ストレスが妊娠結果に悪影響を与えることが分かった。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生殖生理一般  ,  婦人科・産科の基礎医学 

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