抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,Ll
0磁性規則合金について,強磁性状態における結晶磁気異方性の温度依存性,特に異方性が小さくなる磁気変態点近くにおける値を測定するとともに,常磁性状態における磁気異方性を測定し,強磁性状態の結晶磁気異方性との関連を明らかにすることを目標とした。はじめに,磁気変態点近傍における磁化の測定を行い,強磁性状態で容易磁化軸であるc軸方向の磁化が磁化困難軸であるa軸方向の磁化より常磁性状態においても大きいことが明らかとなった。次に,磁化の温度変化の理論的表式を試み,定性的に表現できることを確認した。また,結晶軸比の温度依存性について調べ,軸比が温度に強く依存することを明らかにした。