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J-GLOBAL ID：201102214369388436   整理番号：11A1906739

南九州で生育したslash pineの年輪形成と木材材質

Annual Ring Formation and Wood Properties of Slash Pine (Pinus elliottii) Grown in Southern Kyushu, Japan

著者 (8件)： 雉子谷佳男 (宮崎大学農学部) ,  高田克彦 (秋田県立大学木材高度加工研究所) ,  伊藤哲 (宮崎大学農学部) ,  小川雅子 (宮崎大学農学部) ,  永峰正教 (宮崎大学農学部) ,  久保田要 (宮崎大学農学部) ,  坪村美代子 (森林総合研究所林木育種センター) ,  北原龍士 (宮崎大学農学部)
資料名： 木材学会誌  (Journal of the Japan Wood Research Society)
巻： 57  号： 6  ページ： 340-349 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： F0852A  ISSN： 0021-4795  CODEN： MKZGA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 日本における造林樹種としてのslash pineの有用性を探ることを目的に,南九州で生育した46年生slash pineについて年輪形成と木材材質を明らかにした。slash pineは,スギやヒノキに比べて晩材形成期間においてより活発に細胞分裂をおこなうことがわかった。容積密度数および曲げ性能は,北米産slash pine材とほぼ同じであった。ミクロフィブリル傾角および晩材仮道管長さでは,胸高直径の大きなslash pineにおいて,未成熟材から成熟材への移行がより早い時期におこり,成熟材部での変動が小さかった。日本におけるslash pineでの木材生産は,スギに比べてより効率的に力学的な性質の優れた木材を安定して生産できると考えた。(著者抄録)

シソーラス用語： *マツ属 ,  九州地方 ,  *木材性質 ,  *年輪 ,  秋材 ,  傾斜角 ,  仮道管 ,  胸高直径 ,  細胞分裂 ,  測樹
準シソーラス用語： Pinus elliottii ,  *slash pine ,  ミクロフィブリル傾角 ,  南九州

分類 (4件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  木材の性質・構造  (FF05020Z) ,  発生,成長,分化  (EH02030U) ,  植物形態学・解剖学  (EH01040Y)

引用文献 (21件)：

• 1) 立花 敏:木材情報No.222, 10-13(2009) .
• 2) Love-Myers, K. R., Clark, A., Schimleck, L. R., Jokela, E. J., Daniels, R. F.: Forest Ecol. Manage. 257, 2342-2349 (2009) .
• 3) 須藤彰司:“北米の木材”, 日本木材加工技術協会, 東京, 1987, pp.24-25.
• 4) 黒田宏之:木材研究・資料No.35, 32-46(1999) .
• 5) 吉田 実, 都築和夫, 佐竹和夫:林業試験場研究報告No.313, 1-35(1981) .

タイトルに関連する用語 (4件)： 南九州 ,  生育 ,  年輪 ,  木材材質