文献

J-GLOBAL ID：201102214425955527   整理番号：11A1889649

高温空気噴霧燃焼の安定燃焼限界の解明

Stability Limits of High Temperature Air Spray Combustion

著者 (4件)： 名田譲 (徳島大 大学院ソシオテクノサイエンス研究部) ,  前川浩規 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  伊藤高啓 (豊橋技科大 大学院工学研究科) ,  野田進 (豊橋技科大 大学院工学研究科)
資料名： 日本燃焼学会誌  (Journal of the Combustion Society of Japan)
巻： 53  号： 166  ページ： 262-270  発行年： 2011年11月15日 
JST資料番号： Z0837A  ISSN： 1347-1864  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,小型燃焼炉を用いた実験を行い,高温空気噴霧燃焼の安定燃焼限界を明らかにし,その予測方法を提案することを目的としている。本論文では,その第一段階として,高温空気噴霧燃焼炉内の火炎が吹き消えるまでの過程を明らかにした。この結果,以下の結論を得た。酸化剤予熱温度と酸素濃度の低下,および熱損失量の増加に伴い,高温空気噴霧燃焼炉内の火炎は付着火炎から,着火による浮き上がり火炎に遷移する。火炎の浮き上がり高さが循環渦の中心を超えた場合,循環される既燃ガスの温度は低下し,火炎は吹き消える。その後,炉内にはCOを大量に排出する間欠火炎が形成される。炉内火炎の浮き上り高さは循環渦により循環される既燃ガスの温度と酸素濃度により決定される。このため,安定燃焼限界は循環既燃ガスの温度と酸素濃度により決定される。

シソーラス用語： *空気 ,  *噴霧燃焼 ,  *安定燃焼 ,  *可燃限界 ,  燃焼炉 ,  火炎 ,  吹消え ,  酸化剤 ,  予熱 ,  濃度 ,  熱損失 ,  一酸化炭素 ,  浮上り ,  循環流 ,  渦 ,  燃焼温度
準シソーラス用語： *高温空気 ,  酸素濃度

分類 (1件)： 燃焼理論  (XE04020H)

引用文献 (19件)：

• TSUJI, H. High Temperature Air Combustion. 2001
• NADA, Y. JSME Trans. B. 2009, 75, 1870-1878
• KALAM, M. SAE paper. 2005
• SENDA, J. SAE paper. 2004
• WEBER, R. Proc. Combust. Inst. 2005, 30, 2623-2629

タイトルに関連する用語 (3件)： 高温空気 ,  噴霧燃焼 ,  燃焼限界