抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ニュージーランドは,太平洋プレートとオーストラリアプレートの接する変動帯であり,火山噴火や地震が頻発する。首都ウェリントン市では,その直下を活断層が横切っており,さまざまな地震防災対策がとられている。日本の首都圏も,直下型地震や東海地震の発生による甚大な被害が危惧されており,ウェリントンは同様の危険性をもつ首都として参考にすべき都市である。そこで,実際に現地におもむき,関連する諸点について調査した。本稿では,その調査もふまえて,ウェリントン市とその周辺における活断層・地震・防災に関する情報の一般市民への提供状況について報告する。提供状況についてはニュージーランドの方が,日本よりも先んじていると言え,特に地球科学研究者の積極的な関与があることを強調しておきたい。