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J-GLOBAL ID:201102214472353314   整理番号:11A1117457

アフリカのマラリア媒介動物であるAnopheles funestusにおいてディエルドリン耐性を与えるGABA受容体突然変異の同定および分布

Identification and distribution of a GABA receptor mutation conferring dieldrin resistance in the malaria vector Anopheles funestus in Africa
著者 (7件):
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巻: 41  号:ページ: 484-491  発行年: 2011年07月 
JST資料番号: D0873A  ISSN: 0965-1748  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ハマダラカのピレスロイド耐性の増大しつつある問題は代わりになる殺虫剤同定に対する努力を強化してきた。多くの農芸化学品はGABA受容体を標的にしているが,ディエルドリン耐性からの交叉耐性はそれらの採用を排除するかもしれない。ディルドリン耐性は西洋(ブルキナファソ)および中央アフリカ(カメルーン)由来のハマダラカ集団において検出され,東洋(ウガンダ)および南アフリカ(モザンビークおよびマライ)由来の集団はこの殺虫剤に完全に感受性であった。ディエルドリン標的部位であるγ-アミノブチル酸(GABA)受容体の部分配列は,二つのアミノ酸置換,A296SおよびV327Iを同定した。A296S突然変異は他の種におけるディエルドリン耐性に関連していた。V327I突然変異はブルキナファソおよびカメルーン由来の耐性検体において検出され,一貫してA296S置換と関連していた。PCRにより増幅されたAn.funestus GABA-受容体遺伝子の全長は,An.funestus由来タンパク質の557アミノ酸をコードした1674bpの配列を生じ,これはAnopheles gambiaeの同タンパク質と98%の相同性を有していた。A296S突然変異(ピロシーケンスおよびPCR-RFLP)を遺伝子型決定するために二つの診断アッセイ法が開発され,これらのアッセイを用いることで,ブルキナファソ(60%)およびカメルーン(82%)で高頻度の,また,ベニン(16%)で中程度レベルの耐性対立遺伝子が示されたが,一方で,ウガンダ(7.5%)またはマライおよびモザンビークでは0%の割合でそれぞれ低頻度または突然変異無しの状態が観察された。アフリカにおけるハマダラカ集団のRdlR突然変異の分布は,異なる地域からの集団間の遺伝子流動に対する広範囲なバリアであることを示唆している。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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害虫に対する農薬  ,  遺伝的変異 
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