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J-GLOBAL ID：201102214738047214   整理番号：11A1227286

ブラウンミレライト系Ca₂(Zn_xFe_2-x)O₅の構造挙動および熱電特性

Structural behavior and thermoelectric properties of the brownmillerite system Ca₂(Zn _x Fe_2-x )O₅

著者 (3件)： ASENATH-SMITH Emily (Alfred Univ., Kazuo Inamori School of Engineering, Materials Sci. and Engineering, 2 Pine Street, Alfred, NY 14802, USA) ,  MISTURE Scott T. (Alfred Univ., Kazuo Inamori School of Engineering, Materials Sci. and Engineering, 2 Pine Street, Alfred, NY 14802, USA) ,  EDWARDS Doreen D. (Alfred Univ., Kazuo Inamori School of Engineering, Materials Sci. and Engineering, 2 Pine Street, Alfred, NY 14802, USA)
資料名： Journal of Solid State Chemistry  (Journal of Solid State Chemistry)
巻： 184  号： 8  ページ： 2167-2177  発行年： 2011年08月 
JST資料番号： H0505A  ISSN： 0022-4596  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 熱電応用のために,亜鉛ドーパントがブラウンミレライト構造に及ぼす影響を決定するために一連のCa₂(Zn_xFe_2-x)O₅を合成しそのキャラクタリゼーションを行った。室温でx=0.1での溶解限界まで全ての単一相化合物はPnma対称を示した。高温粉末X線回折を用いることで,Ca₂Fe₂O₅におけるPnma-Imma(00γ)s00変換の性質が亜鉛の存在により変成されることが分った。Znフリーな組成物が不整合相に変換する間に,Zn含有相は代わりに,γ=1/2を有する整合相,Imma(00γ)s00に変換する。Neele温度とPnma-Imma(00γ)s00相変換開始温度の両方は亜鉛濃度が増大すると低下した。1300°Cでx=0の試料についてのin situ回折パターンのRietveld解析から,この構造は空間群Immaで記述されるような統計的に無秩序な鎖配向を含む構造であることが分った。100°Cから800°Cで,空気中で熱電特性を解析した。Seebeck係数が正であることから,全ての組成について空孔タイプ伝導であることが明らかにされた。ドープされた試料は3.4S/cmまでの電気伝導率と1.5W/mKの熱伝導率を示した。輸送解析から,全ての組成について,熱的活性化移動度がポラロン伝導挙動に一致することが示された。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *電気特性 ,  変換 ,  *カルシウム化合物 ,  *酸化亜鉛 ,  *酸化鉄 ,  X線回折 ,  *結晶構造 ,  空間群 ,  格子定数 ,  不整合相 ,  依存性 ,  ドーピング ,  移動度 ,  電気伝導率 ,  熱伝導率 ,  ポーラロン ,  示差熱分析 ,  走査電子顕微鏡 ,  温度依存性 ,  *相変換 ,  組成依存性 ,  粉末X線回折
準シソーラス用語： *ブラウンミレライト ,  *熱電特性

分類 (2件)： 酸化物の結晶成長  (BK13050I) ,  その他の無機化合物の結晶構造  (BK07030J)

タイトルに関連する用語 (2件)： 構造挙動 ,  熱電特性