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J-GLOBAL ID:201102214894968087   整理番号:11A0001257

割れた鉄板の片面をCFRP(炭素系繊維強化プラスチック)で補強した複合パッチングによる応力負担係数に関する研究

Study of Stress Intensity Factor of a Cracked Steel Plate with a Single-Side CFRP Composite Patching
著者 (4件):
資料名:
巻: 14  号:ページ: 791-803  発行年: 2010年11月 
JST資料番号: W0919A  ISSN: 1090-0268  CODEN: JCCOF2  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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鉄骨構造物の疲労破壊の修復補強の伝統的な方法の代替案として複合繊維によるパッチング技術が考えられるようになってきた。6枚の割れた鉄板のうち5枚をCFRPで片面をパッチすることによって割れ目を修復した。これらの鉄板の割れ目周辺におけるたわみの分布を観察するために引張り荷重をかける実験を行った。実験パラメーターは,パッチの長さ・幅・テーパー(重ね残し)幅,付着部の軸剛性比である。実験結果によると,割れた鉄板の片面にCFRPのパッチを施すことにより,割れ目の先端のたわみの減少がパッチした面で顕著であった。パッチしていない面については,全くCFRPでパッチを施していない標本と比べてもたわみが増加した。CFRPのパッチの長さと幅の効果としては,割れた鉄板におけるたわみ分布が周辺的で,パッチした領域内に局所化されていた。また,高い付着剛性比を持つ標本のパッチされた面において,低い付着剛性比を持つ標本に比べて,たわみ量は少なかった。有限要素解析結果では,パッチの長さと幅は,SIF(応力拡大係数)の効果はパッチ周辺に限定された。一方,CFRPの重ね層数が多いほどSIFの減少が際立った。CFRPでパッチしていない鉄板と比較すると,パッチした面において6層のパッチ標本ではSIFが61%の減少,4層のパッチ標本では53%の減少をみた。しかしながら,CFRPをパッチした標本であっても,パッチしていない面はSIFの14%の増加となった。しかも,SIFの増加はパッチしていない側に局所化されていて,全体的には,SIFの減少は鉄筋の厚みが視認できる割れ目の先端部分において顕著である。
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分類 (1件):
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金属構造 

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