文献

J-GLOBAL ID：201102215025784541   整理番号：11A0629351

パイロットプラントを用いた高塩基度PACの濁度の除去性及びアルミニウムの残留性に関する評価

Performance of high basicity PACI on turbidity removal and residual aluminum concentration control using a pilot scale plant

著者 (4件)： 古林祐正 (国立保健医療科学院) ,  伊藤雅喜 (国立保健医療科学院) ,  山田俊郎 (岐阜大 工) ,  松井佳彦 (北大 大学院工学研究科)
資料名： 水道協会雑誌  (Journal of Japan Water Works Association)
巻： 80  号： 3  ページ： 2-11  発行年： 2011年03月01日 
JST資料番号： G0025A  ISSN： 0371-0785  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高塩基度PAC(塩基度72%)を用いた場合の濁度の除去性とアルミニウムの残留性について,凝集沈澱-砂濾過及び膜炉過プロセスを有するパイロットプラントを用いて,従来型PAC(塩基度51%)と比較・評価した。高塩基度PACは,凝集沈澱プロセスにおける濁度の除去性は従来型PACと同等であったが,砂濾過の初期漏出濁度の清澄化が早い傾向がみられた。また,高塩基度PACの使用によって,沈澱水中に残留する溶解性アルミニウム濃度が低減されたことで,最終処理水中のアルミニウム濃度が低減された。砂濾過の損失水頭や膜差圧の挙動への影響も限定的であったことから,高塩基度PACは残留アルミニウムの低減に有効であることがわかった。(著者抄録)

シソーラス用語： *用水処理 ,  *凝集剤 ,  *塩化アルミニウム ,  塩基度 ,  混濁度 ,  膜濾過 ,  砂濾過 ,  アルミニウム ,  残留性 ,  損失水頭
準シソーラス用語： *ポリ塩化アルミニウム

分類 (1件)： 用水の化学的処理  (SC02040E)

引用文献 (27件)：

• 厚生労働省健康局水道課. 水道統計 施設・業務編
• MARTYN, C. N. Geographical relation between Alzheimer's disease and aluminum in drinking water. Lancet. 1989, 1, 59-62
• MCLACHLAN, D. R. C. Risk for neuropathologically confirmed Alzheimer's disease and residual aluminum in municipal drinking water employing weighted residential histories. Neurology. 1996, 46, 401-405
• VIRGINIE, R. Relation between aluminum concentrations in drinking water and Alzheimer's disease : An 8-year follow-up study. American Journal of Epidemiology. 2000, 152, 59-65
• 厚生労働省健康局水道課. 第6回厚生科学審議会生活環境水道部会配付資料水質基準の見直し等について (案)

タイトルに関連する用語 (7件)： パイロットプラント ,  塩基度 ,  PAC ,  濁度 ,  アルミニウム ,  残留性 ,  評価