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J-GLOBAL ID：201102215243458044   整理番号：11A1034023

細菌のオリゴ糖転移酵素のX線構造

X-ray structure of a bacterial oligosaccharyltransferase

著者 (5件)： LIZAK Christian (ETH Zurich, CHE) ,  NUMAO Shin (ETH Zurich, CHE) ,  AEBI Markus (ETH Zurich, CHE) ,  GERBER Sabina (ETH Zurich, CHE) ,  LOCHER Kaspar P. (ETH Zurich, CHE)
資料名： Nature (London)  (Nature (London))
巻： 474  号： 7351  ページ： 350-355  発行年： 2011年06月16日 
JST資料番号： D0193B  ISSN： 0028-0836  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アスパラギン結合型グリコシル化(糖鎖付加)は,保存された配列モチーフAsn-X-Ser/Thrを含むタンパク質の翻訳後修飾の1つである。オリゴ糖の付加は,タンパク質の折りたたみや品質管理,生物個体の発生あるいは宿主-病原体相互作用のような多様な過程に関係している。この反応は,小胞体に局在する膜タンパク質複合体のオリゴ糖転移酵素(OST)によって触媒される。OSTの中心となる触媒酵素部分はSTT3サブユニットで,細菌と古細菌にこのホモログが存在する。今回我々は,細菌のOSTであるCampylobacter lariのPglBタンパク質の,受容体ペプチドと複合体を形成した状態のX線構造を報告する。この構造から,STT3タンパク質の折りたたまれ方がはっきりし,共にN-グリコシド結合の形成に必要な,糖鎖付加のシークオン配列認識とアミド窒素活性化に関する知見が得られる。また,触媒作用に重要な酸性アミノ酸残基を突き止めて確認した。今回の結果は,N結合型糖鎖付加の機構を解明するための分子基盤を与えている。Copyright Nature Publishing Group 2011

シソーラス用語： X線回折 ,  結晶構造 ,  グリコシル化 ,  *細菌タンパク質 ,  *グリコシルトランスフェラーゼ ,  少糖類 ,  折畳み構造 ,  糖鎖 ,  アミノ酸残基 ,  アミノ酸配列 ,  タンパク質複合体 ,  Campylobacter lari ,  カンピロバクター属 ,  微生物 ,  らせん菌
準シソーラス用語： Campylobacter ,  *PglB蛋白質 ,  STT3蛋白質

分類 (1件)： 分子構造  (EB03020Y)

タイトルに関連する用語 (4件)： 細菌 ,  オリゴ糖 ,  転移酵素 ,  X線構造