抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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パーコレーションおよびふるい分け機構によって起こる全ての分離現象に適用される新しいパーコレーション分離機械論的仮説を定式化した。この理論的仮説は二つの寄与から構成された:仮説I:大きい粒子は分離速度の高いポテンシャルをもつ,仮説II:大きいサイズ比では落下経路は曲がりにくくなる。二成分G-g(粗な材料ガラスビーズG,微細材料ガラスビーズg)およびF-g(粗な材料家禽飼料F,微細材料ガラスビーズg)の組合せに対して,力学,次元解析および線形回帰分析法を用いて,機械論ベース分離モデル(MTBモデル)を開発した。検証結果から,サイズ比が4:1,6:1および8:1で絶対サイズが710,1000および1400μmのG-gおよびF-g組合せに対して,MTBモデルは正確(二乗平均平方根誤差,RMSE=1.22)に分離ポテンシャルを予測した。従ってMTBモデルは二成分混合物の分離ポテンシャルとそのサイズ比,絶対サイズ,粗粒子形状および微粒子密度との間の物理的関係を正確に代表した。3:1および2:1といった小さいサイズ比ではMTBモデルはRMSE=1.69を示した。これら比較的大きい誤差の原因としては,異なる分離経路の可能性および,静電力や表面構造といった未定量要因が考えられる。