抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究では,中国の地方都市である廊坊市の都市計画区域を対象に,今まで実施されてこなかった対象地域全域の地域住民に対してアンケート調査を行い,住民の生活環境評価を分析して,経済発展が著しい地方都市における生活環境から都市計画のあり方を検討した。その結果,生活環境の評価構造は「生活快適性」,「共同体結合性」,「自然環境性」の3つの因子から構成され,都市部では「生活快適性」の評価は高く,農村部では「共同体結合性」と「自然環境性」の評価は高いが,鉄道区域ではすべての評価は低いことが分かった。さらに,総合的な生活環境満足度評価は居住意向に影響し,その影響は,農村部より都市部の方が大きかった。一方,市街地の土地被覆状態は,「生活快適性」に正の影響を,「共同体結合性」と「自然環境性」に負の影響を与え,さらに,土地被覆状態は,「生活快適性」,「共同体結合性」,「自然環境性」を介して総合的な生活環境の満足度に影響を及ぼし,また,それは定住意向にも影響することがわかった。