抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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大規模な地震の後の余震活動や群発地震のような,ある特定の領域で続発した一連の地震活動(クラスター)の抽出は,地震活動の調査研究において大変重要である。一般的にクラスターの抽出にはリンク法がよく使われる。しかし,M7級以上もしくはそれ以上の本震-余震型の地震活動では,本震の震源域が広いために,本震直後は余震活動が分散して発生する事例がよくあり,リンク法はこれらを本震クラスターとは別クラスターとしてしまうことが多い。そこで,このリンク法の弱点を改善し,特に大規模スケールのクラスターをより効果的に抽出するする改良リンク法を検討した。改良リンク法では本震クラスターに余震クラスターを合理的に結合させる3つの結合条件を設定した。この改良リンク法を実例で比較し,リンク法の弱点を合理性をもって改良できたことを示した。