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J-GLOBAL ID:201102215996661543   整理番号:11A0886839

チロシン硫酸化酵素(Tyrosylprotein Sulfotransferase)-2の活性の欠如は精子-卵相互作用の変化および精巣上体の精子におけるADAM3およびADAM6の損失をもたらす

Lack of Tyrosylprotein Sulfotransferase-2 Activity Results in Altered Sperm-Egg Interactions and Loss of ADAM3 and ADAM6 in Epididymal Sperm
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資料名:
巻: 286  号: 15  ページ: 13060-13070  発行年: 2011年04月15日 
JST資料番号: E0038A  ISSN: 0021-9258  CODEN: JBCHA3  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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チロシンO-硫酸化はトランスゴルジネットワークにおいて,2つのチロシン硫酸化酵素(TPST-1およびTPST-2)により引き起こされる翻訳後修飾である。Tpst2欠損マウスは雄性不妊であり,精子運動に欠陥があり,また,有精卵膜相互作用において異常の可能性がある。野生型の精子と比較して,少数のTpst2-ヌル精子が卵膜に結合するが,多くの結合精子は膜融合へと進む。同じような結果が抗硫酸化チロシン抗体PSG2を処理した野生型の精子でも認められた。有精卵融合の程度は多精子受精に対し卵膜をブロックするためのTpst2-ヌル精子の障害によるものではない。精子の抗硫酸化チロシン染色により,精子は1回膜貫通タンパク質であるIZUMO1のそれに類似した局在性を示し,精子タンパク質は配偶子間膜融合に必須であることが分かった。しかし,IZUMO1のチロシン硫酸化はほとんど検出できなかった。IZUMO1の発現および局在性はTpst2-ヌル精子では普通であることが分かった。PSG2と関連する精子タンパク質を特徴づけた。ディスインテグリンおよびメタロプロテアーゼ(Adam)ファミリーのメンバーであるADAM6を確認した;このタンパク質ファミリーのメンバーは複数の精子機能と関係していた。その後,Tpst2-ヌル精子にはADAM6およびADAM3が欠乏していることが分かった。ADAM3の欠乏は雄の不妊性と強く関係しており,雄の生殖細胞系特異的な小胞体常在性シャペロンのノックアウトで認められた。TPST-2は分泌経路におけるクオリティコントロールの役目を果たしているのではないかと考えられた。TPST-2-媒介チロシンO-硫酸化は精子表面のプロテオームの調整あるいは膜の状態に関与しており,究極的に雄の受精能力に影響しているものと考えられた。
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分類 (2件):
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細胞生理一般  ,  生殖生理一般 
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