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J-GLOBAL ID：201102216612285937   整理番号：11A1869601

市民の気候変動適応策への態度形成の規定因-気候変動リスクと施策ベネフィット認知,手続き的公正感と信頼感の影響-

FACOTRS TO DETERMINE RISK PERCEPTION OF CLIMATE CHANGE, AND ATTITUDE TOWARD ADAPTATION POLICY OF THE PUBLIC

著者 (5件)： 馬場健司 (電力中央研 社会経済研) ,  杉本卓也 (東京工大) ,  窪田ひろみ (電力中央研 環境科研) ,  肱岡靖明 (環境研) ,  田中充 (法政大 社会)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 39  ページ： II.405-II.413  発行年： 2011年10月22日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 世界各国は低炭素社会を構築する環境政策に温室効果ガスの二酸化炭素排出量を抑制する緩和策を推進する。然し気候変動による環境影響が不可避なため自然や社会システムを調節し,環境リスクを軽減する適応策も併用する。気候変動適応策に対する一般市民の理解や受容性を向上する為,インターネット調査データを分析して態度形成の規定因子を評価した。7割強の市民は気候変動に対し何らかの危機感を保有し,その影響として風水害を中心とした実感も保有した。適応策の重要性に対する認識は緩和策に比べ低いが,緩和策と相違して適応策は国や地方自治体の責任より個人的対策が重要と認識した。適応策に対する態度の規定因子は性別や被害経験,居住意向,政策ベネフィット認知,手続き的公正感が影響した。

シソーラス用語： 気候変動 ,  *環境政策 ,  環境保全 ,  *パブリックアクセプタンス ,  市民参加 ,  住民意識 ,  意識調査 ,  インターネット ,  因子分析 ,  認知科学 ,  温室効果ガス ,  二酸化炭素 ,  大気管理 ,  エネルギー政策 ,  排出抑制 ,  リスク評価 ,  *地球温暖化 ,  利益 ,  社会
準シソーラス用語： 環境ベネフィット ,  低炭素社会

分類 (3件)： 気候学,気候変動  (DC05140T) ,  環境問題  (SA01020V) ,  大気管理  (SB03030X)

引用文献 (18件)：

• 1) Intergovernmental Panel on Climate Change: The Fourth IPCC Assessment Report"Climate Change 2007", 2007.
• 2) 環境省地球温暖化影響・適応研究委員会:気候変動への賢い適応,http://www.env.go.jp/press/press.php? seri-a1=9853, 2008.
• 3) Laukkonen, J. et a1., Combining climate change adaptation and mitigation measures at the local 1eve1, Habitat lnterna-tional, Vo1. 33, pp.287-292, 2009.
• 4) Kirshen, P., et a1.: lnterdependencies of urban change im-pacts and adaptation strategies: a case study of Metropoli-tan Boston USA, CZimate Change, Vo1. 86, pp. 105-122, 11:
• 5) Halsnaes, K. et a1.: Development and climate change: A mainstreaming approach for assessing economic, social, and environmental impacts of adaptation measures, Envi-ron. Management, Vo1.43, pp. 765-778, 2009.

タイトルに関連する用語 (9件)： 市民 ,  気候変動適応 ,  規定 ,  気候変動 ,  リスク ,  施策 ,  認知 ,  手続き ,  信頼感