抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2009年のIETF会合で,マルチプロトコルのラベル交換技術(MPLS)の作業グループが結成以来12年目を迎え,転送プロファイル(MPLS-TP)が完成した。本稿ではMPLS-TPの概要と今後への期待を述べた。MPLSはパケットに20ビットのラベル情報を付加するもので,その単純性と柔軟性により多くの通信網に導入されている。転送プロファイルは,当初T-MPLSの名でITU-Tが転送網におけるコネクション指向パケット交換技術として検討を開始し,その後IETFが引継ぎMPLS-TPとした。MPLSは広範囲に使われておりパケット転送網構築の基礎とするのに適している。IP/MPLSとMPLS-TSについておのおのの得失を述べたが,最終的に実現コストの点でMPLS-TPの方が優れていることを指摘した。パケット転送網の構築においてMPLSの時代が来るものと期待する。