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J-GLOBAL ID:201102217045524573   整理番号:11A0167232

Coxiella burnetiiによるIV型分泌基質の広域的な同定と転位

Large-scale identification and translocation of type IV secretion substrates by Coxiella burnetii
著者 (8件):
資料名:
巻: 107  号: 50  ページ: 21755-21760  発行年: 2010年12月14日 
JST資料番号: D0387A  ISSN: 0027-8424  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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Coxiella burnetiiは急性及び慢性Q熱の偏性細胞内細菌病原体であることが知られており,Legionella pneumophilaにおいて感染に必須であると考えられているDot/lcmに非常によく似たIV型分泌システム(T4SS)を備えている。Coxiella T4SSの蛋白質基質は細胞内増殖を可能にするファゴソームの生合成を促進すると推測されている。しかしながら遺伝学的システムがまだ開発されていないため,C.burnetii Dot/lcmによる蛋白質運搬は実証されていない。この研究で,L.pneumophilaを代理宿主としてのカルモジュリン依存性アデニル酸シクラーゼ(CyaA)アッセイと同様に蛍光標識β-ラクタマーゼ(TEM1)輸送アッセイを利用して,C.burnetii Dot/lcmシステムの32種の基質を同定したことを報告する。T4SS基質として同定された26種の蛋白質はそれらの機能が推測されていない蛋白質であった。分泌基質と推測される候補蛋白質は次の方法で得られた:T4SSの構成因子の1つであるDotFと相互作用するC.burnetiiの蛋白質を同定するために遺伝的スクリーニングを行った。さらにC.burnetiiとL.pneumophilaのDot/lcmの以前に基質として報告されている蛋白質と関連した特徴を持つ候補遺伝子をバイオインフォマテックアプローチで検索した。さらにTEM融合蛋白質としてC.burnetii内で組み換え蛋白質を発現することができるシャトルプラスミドを開発した。このシステムを利用することにより,L.pneumophilaで同定されたDot/lcm基質が,C.burnetiiおいても,L.pneumophilaのT4SSにおいて必要とされるC末端を利用する過程により輸送されることを明らかにした。この結果はC.burnetiiにおいてもT4SSが機能していることを遺伝学的に初めて証明したことになる。
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
微生物感染の生理と病原性  ,  感染症・寄生虫症一般  ,  遺伝子発現 

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