文献

J-GLOBAL ID：201102217098049028   整理番号：11A0146837

水性|有機溶液界面でのイオン移動における電解質に基づいた酸化還元不活性イオンの迅速で正確なクーロメトリック定量と分離

Rapid and Precise Coulometric Determination and Separation of Redox Inert Ions Based on Electrolysis for Ion Transfer at the Aqueous|Organic Solution Interface

著者 (2件)： KIHARA Sorin (Kyoto Inst. for Interesting Chemistry) ,  KASUNO Megumi (Dep. of Materials Chemistry, Fac. of Sci. and Technol., Ryukoku Univ.)
資料名： Analytical Sciences  (Analytical Sciences)
巻： 27  号： 1  ページ： 1-11 (J-STAGE)  発行年： 2011年 
JST資料番号： G0673B  ISSN： 0910-6340  CODEN： ANSCEN  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 水性|有機溶液(W|O)界面での電解質イオン移動に基づいて開発したイオンの正確な高精度クーロメトリック定量のフロー系をレビューした。この系の電解セルは多孔性ポリ(テトラフルオロエチレン)チューブ(内径1.0mm),チューブに挿入した金属ワイヤ(0.8mm直径),チューブに浸漬したO,O中の参照電極及びO中の白金対極からなり,電解はチューブと金属の狭いギャップを通した流れに対象種を含むWによって実施した。最適条件ではNa⁺,K⁺,Mg²⁺,Ca²⁺,ClO₄^-,ピクリン酸またはアルキルスルホン酸のような酸化還元不活性イオンでも効率99%以上,精度0.2%以下でイオン移動に基づいたクーロメトリック定量を実施できることが分かった。この系はイオンの選択的電解質溶媒抽出に適用することができた。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *クーロメトリー ,  液液界面 ,  電解 ,  酸化還元反応 ,  *金属イオン ,  *スルホン酸 ,  最適条件 ,  有機溶媒 ,  水溶液 ,  迅速分析 ,  ポリテトラフルオロエチレン ,  多孔性 ,  溶媒抽出 ,  測定精度 ,  電解質 ,  芳香族ニトロ化合物 ,  フェノール類
準シソーラス用語： アルキルスルホン酸

分類 (1件)： 無機化合物の電気分析  (CC05024D)

物質索引 (1件)： ピクリン酸

引用文献 (33件)：

• 1. L. Szebelledy and Z. Somogyi, Z. Anal. Chem., 1938, 112, 313.
• 2. J. J. Lingane, J. Am. Chem. Soc., 1945, 67, 1916.
• 3. P. Delahay, “New Instrumental Methods in Electrochemistry”, 1954, John Wiley and Sons, New York, 267.
• 4. A. J. Bard and K. S. V. Santhanam, “Electroanalytical Chemistry”, ed. A. J. Bard, 1970, Vol. 4, Marcel Dekker, New York, 215.
• 5. D. T. Sawyer and J. L. Roberts, Jr., “Experimental Electrochemistry for Chemists”, 1974, John Wiley and Sons, New York, 419.

タイトルに関連する用語 (7件)： 溶液界面 ,  イオン移動 ,  電解質 ,  酸化還元 ,  不活性 ,  イオン ,  定量