抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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電子ディスプレイの高精細化の進む中で文字フォントの美しさや高品位化が期待されているが,フォントの制作は専ら手作業で行われるので厖大な工数を要し,評価は主観に頼っているので文字品質の統一が困難である。本稿では,文字の可読性と品位の指標として「文字重心」を採り定量化を試みた。文字の美しさは個人の好みに影響され,定量化は難しいが,可読性の定量化は可能である。凸包を用いた文字重心位置算出法についてフォント開発での有効性の検証と可読性評価への応用を提案した。すなわち,主観文字重心および手動シルエット文字重心と比較して凸包シルエット文字重心計算法の精度が優れていることを確認した。次にフォント開発において字母との比較評価および組版検査プロセスへのこの手法の適用により評価のコスト削減と定量化を実現した。