抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2010年は,航空の分野で大きな節目の年になる。世界同時不況の進行で,昨年以降,需要が大幅に減退した。国際旅客について,マーケットの現状と今後の展望として,市場別では最大のマーケットはアジア・太平洋域内,ついで欧州,米国である。顧客別では,高価格,高付加価値,高品質を追求する顧客に対して大手航空会社はアライアンス戦略を強化し,低価額,低付加価値で一定の品質で満足する顧客に対しては,ローコストキャリヤLCCが発達した。国内旅客に対してはJALとANAの国内路線の8割は赤字経営となった。今後の我が国の国内航空旅客ネットワークのあり方について,国際旅客に比べ安定的な収益を見込むことができるものの,人口減少,新幹線ネットワークの拡充により大きな発展は望めない。小形機による多頻度化,地域との連携強化など低収益路線を中心に更なる工夫が必要である。