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J-GLOBAL ID：201102217737096644   整理番号：11A0404757

抵抗測定を用いる炭素繊維の酸化に関する研究

Study of Oxidation of Carbon Fibers Using Resistance Measurement

著者 (6件)： TZENG Shinn-Shyong (Tatung Univ., Taipei, TWN) ,  WU Ting-Yu (Tatung Univ., Taipei, TWN) ,  CHANG Tin-Yu (Tatung Univ., Taipei, TWN) ,  YANG Cai-Ting (Tatung Univ., Taipei, TWN) ,  CHOU Chao-Ling (Chung-Shan Inst. Sci. and Technol., Tao-Yuan, TWN) ,  LIN Ching-Jang (Chung-Shan Inst. Sci. and Technol., Tao-Yuan, TWN)
資料名： Journal of Materials Engineering and Performance  (Journal of Materials Engineering and Performance)
巻： 19  号： 9  ページ： 1352-1356  発行年： 2010年12月 
JST資料番号： C0161B  ISSN： 1059-9495  CODEN： JMEPEG  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高い比強度と低い熱膨張係数,ならびに高い熱伝導度を有する炭素繊維は,先進複合材料の強化材として幅広く用いられている。しかしながら,その耐酸化性が劣るため,高温環境下におけるより広い利用に限界がある。本論文では,炭素繊維の酸化挙動を研究する手段として,酸化中の炭素繊維の抵抗を同時に測定する新しい方法を提案する。入手のままの材料としてのPANベースの炭素繊維と,さらにそれを2300°Cで熱処理した熱処理材について,本装置を用いて300°Cから700°Cの各温度で抵抗の時間変化を測定した。また,同試料を熱重量解析(TGA)により,酸化に伴う等温での重量変化を測定し抵抗変化と比較した。その結果,同温度の測定で,抵抗値の変化率も重量の変化率も熱処理材の方が入手材に比べて低く,熱処理材の方が耐酸化性に優れているという傾向が得られた。このことから,より定量的な酸化研究には測定装置のさらなる精度向上が必要なものの,本測定法の有用性が確認できた。

シソーラス用語： *炭素繊維 ,  *酸化 ,  繊維強化 ,  耐酸化性 ,  後熱処理 ,  電気抵抗率 ,  計測 ,  複合材料
準シソーラス用語： PAN系炭素繊維 ,  *抵抗測定 ,  繊維強化複合材料

分類 (3件)： 炭素とその化合物  (YB02060D) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  材料学  (YM02040O)

タイトルに関連する用語 (4件)： 抵抗測定 ,  炭素繊維 ,  酸化 ,  研究