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J-GLOBAL ID：201102217775964960   整理番号：11A1731275

調査結果及び設備重要度を加味した発電所コンクリート構造物の維持管理コスト評価

著者 (5件)： 佐藤道生 (電源開発 技術開発セ 茅ケ崎研) ,  有薗大樹 (電源開発 技術開発セ 茅ケ崎研) ,  蓮見亮 (東北大 大学院工学研究科) ,  皆川浩 (東北大 大学院工学研究科) ,  久田真 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： コンクリート構造物の補修,補強,アップグレード論文報告集  (Proceedings of the Concrete Structure Scenarios, JSMS)
巻： 11  ページ： 439-444  発行年： 2011年10月28日 
JST資料番号： L6941A  ISSN： 1346-7492  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 発電設備のコンクリート海洋構造物を対象に,鉄筋腐食速度を計測し,鉄筋腐食速度の変動がLCCに与える影響を検討した。また,設備重要度を加味した場合のLCCを算定し,加味しない場合との比較を通じて影響を評価した。その結果,以下の知見を得た。1)鉄筋腐食速度は,水分率等環境の影響を受けて1~20μm/年の範囲で変動していた。2)100年間のLCC算定では,上記の鉄筋腐食速度の変動によりLCCが約3倍程度変動する。3)設備重要度を加味した維持管理がLCCの削減に効果的である。

シソーラス用語： *発電設備 ,  海洋構造物 ,  *コンクリート構造 ,  腐食 ,  腐食速度 ,  維持管理 ,  ライフサイクルコスト ,  度 ,  金属腐食
準シソーラス用語： LCC ,  重要度 ,  設備重要度 ,  鉄筋腐食

分類 (2件)： 発電土木  (NB03020H) ,  コンクリート構造  (RA04030A)

引用文献 (10件)：

• 1) 佐藤ほか:水力発電設備を対象にしたLCC 算定手法の提案とLCCに関する一考察,コ ンクリート構造物の補修,補強,アップグレ ードシンポジウム,Vol. 10, pp.79-84,2010.10
• 2) 蓮見ほか:点検情報の利用方法が塩害劣化の予測精度及びLCC算出結果に及ぼす影響,コンクリート工学年次論文集,v01.31,2011
• 3) 社団法人土木学会:コンクリート標準示方書設計編,pp.119,2007.12
• 4) 財団法人土木研究センター:建設省総合技術開発プロジェクトコンクリートの耐久性向上技術の開発(土木構造物に関する研究成果),pp.67,1989.5
• 5) C. Andrade, et al: An initial effort to use the corrosion rate measurements for estimating rebar durability, Symposium on corrosion rate of reinforcement in concrete, ASTM, Baltimore, USA, 29, 1988

タイトルに関連する用語 (7件)： 調査 ,  設備 ,  重要度 ,  発電所 ,  コンクリート構造物 ,  維持管理コスト ,  評価