抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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製造業では,生産需要が変動する時期に直面した際,工場の能力及び資源を最大限に利用する事が難しい事がある。需要変動に対応できるように融通性を持たせると,原価を管理し,能力及び資源を劇的に調整できる。本文で検討したディーゼル機関の製造工場では6気筒の12L及び14L機関を製造している。製造ラインは2ラインが稼働しており,1ラインはEGR無装備機関を1シフトで最高36台生産し,他のラインはEGR装備機関用で,1シフトで150台を生産できる。本研究を開始した時点では,両ライン共,毎日1シフト,週5日稼働であった。生産量は新製品への移行と,最近の不況により減少している。5年後には2種の機関共に生産は中止すると予測されている。プロジェクトの当初の目標は2種の製造組立ラインを1つに統合する事であった。プロジェクトが進行するに従い,予期したより更に生産量が変動してきたので,労働力のリストラ,短納期の要求が強くなった。プロジェクトの終結時にはリストラと短納期対策が実施され,2ラインの統合は経済状況の悪化,経費の削減により無期限に延期された。