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J-GLOBAL ID：201102218043647429   整理番号：11A0472987

半導体ナノ結晶の特性制御と機能化

著者 (3件)： 中嶋琢也 (奈良先端科学技術大学院大) ,  野々口斐之 (奈良先端科学技術大学院大) ,  河合壯 (奈良先端科学技術大学院大)
資料名： 電気化学および工業物理化学  (Electrochemistry)
巻： 79  号： 2  ページ： 107-111  発行年： 2011年02月05日 
JST資料番号： G0072A  ISSN： 1344-3542  CODEN： EECTFA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 半導体ナノ結晶は合成条件,ポストトリートメントの各段階において光学特性をはじめとする種々の物理化学特性のファインチューニングが可能であり,更に,作製したナノ結晶の複合化,集合により機能材料の創製が期待される。筆者らが行ってきた半導体ナノ結晶の光学特性制御及びその複合材料創製における多様なアプローチについて紹介した。ヘテロ接合に基づくバンドギャップエンジニアリング,媒体との相互作用を利用した半導体ナノ結晶の発光増強,及び複合化による機能化について述べた。半導体ナノ結晶はポリマと複合化することにより,強発光ナノコンポジットを与えること,またその前駆体であるモノマーとのコンポジットにおいてはナノ結晶の光増感機能により,効率的な光重合反応が可能であることなどを示した。今後,構造・形状・物性ならびにサイズ分布が精密に制御された半導体ナノ結晶の合成法と共に,その集積化手法の発展により,これまでとは全く異なる動作原理を示す,新しいナノスケールの物理現象に基づくオプトエレクトロニクスデバイスの開発が期待される。

シソーラス用語： *半導体 ,  *ナノ結晶 ,  改変 ,  機能材料 ,  *ヘテロ接合 ,  *バンドギャップ ,  相互作用 ,  *ナノ複合材料 ,  光増感作用 ,  光重合 ,  テルル化カドミウム ,  セレン化カドミウム ,  構造 ,  電荷分離 ,  太陽電池 ,  バンドオフセット ,  硫化カドミウム ,  溶媒効果 ,  *イオン液体 ,  *吸収スペクトル ,  *発光スペクトル ,  サイクリックボルタンメトリー ,  オプトエレクトロニクス ,  媒質 ,  コアシェル構造
準シソーラス用語： ナノコンポジット ,  集合化 ,  媒体 ,  複合化

分類 (4件)： 塩  (CD01050V) ,  固体デバイス材料  (NC03020K) ,  半導体の結晶成長  (BK13040X) ,  半導体のルミネセンス  (BM08092S)

引用文献 (28件)：

• ROGACH, A. L. Semiconductor Nanocrystal Quantum Dots. 2008
• SCHMID, G. Nanoparticles : From Theory to Application. 2004
• ALIVISATOS, A. P. J. Phys. Chem. 1996, 100, 13226
• KAMAT, P. V. Chem. Rev. 1993, 93, 267
• HENGELEIN, A. Ber. Bunsengegs. Phys. Chem. 1982, 86, 301

タイトルに関連する用語 (1件)： 半導体ナノ結晶