抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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合成開口レーダーのデータから地殻変動を解析するためには,干渉SAR法が多く用いられる。この方法は高い分解能を期待できるが,局所的に大きな変位がある場合,位相差がπを超え,フェイズアンラッピングができないために解析不能となるケースがある。これに対してピクセル単位での位置のズレを探すピクセルオフセット法では,位相情報を用いないため,変位勾配の大きい変動に対しても計測可能である。また,光学センサーデータに対しても適用可能である。さらに,ピクセルオフセット法は,上下動を含む3次元変位場解析を可能とする利点をもつが,一方,解像度や精度の低さという問題のほか,電離層起因のノイズに弱いという欠点を持つ。このノイズ除去・低減の方法を開発することが,ピクセルオフセット法の発展を図る上での今後の主要課題となる。