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J-GLOBAL ID：201102218637110751   整理番号：11A0805784

環状明視野電子顕微鏡法による結晶中の水素原子カラムの直接撮像

Direct imaging of hydrogen-atom columns in a crystal by annular bright-field electron microscopy

著者 (6件)： ISHIKAWA Ryo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  OKUNISHI Eiji (JEOL Ltd., Tokyo, JPN) ,  SAWADA Hidetaka (JEOL Ltd., Tokyo, JPN) ,  KONDO Yukihito (JEOL Ltd., Tokyo, JPN) ,  HOSOKAWA Fumio (JEOL Ltd., Tokyo, JPN) ,  ABE Eiji (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Nature Materials  (Nature Materials)
巻： 10  号： 4  ページ： 278-281  発行年： 2011年04月 
JST資料番号： W1364A  ISSN： 1476-1122  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 電子顕微鏡機器工学,特に対物レンズの球面収差を補正する革新的電子工学の過去10年間の革命的な進歩を背景として,環状明視野走査透過電子顕微鏡法(ABF-STEM)による結晶性固体中の最も軽い水素原子の直接撮像を初めて報告した。実験には収差補正STEMを用い(200kV),明視野検出器の対応する中心領域をマスクするABF-STEM構成で観察した。なお,STEM観察のパラメータは公知の位相差伝達関数計算と画像計算で求めた。試験片は銅格子支持多孔炭素膜表面に結晶性YH₂を蒸着して調製した。収差補正顕微鏡パラメータから導出した最適化中空円錐条件は情報伝達範囲が約44.4pmの空間分解能に対応する22.5nm^-1に拡がることを立証した。これらの実験条件は相反則からSTEMによるABF撮像で容易に実現でき,水素原子カラムを暗黒点として明確に示すことができることが分かった。

シソーラス用語： *電子顕微鏡観察 ,  *透過型走査電子顕微鏡 ,  球面収差 ,  *収差補正 ,  数値計算 ,  電子光学 ,  試料調製 ,  *イットリウム化合物 ,  *水素化物 ,  結晶 ,  *空間分解能 ,  最適化 ,  *水素 ,  *原子 ,  *凝集体 ,  撮像
準シソーラス用語： *環状明視野電子顕微鏡法 ,  *水素原子カラム ,  *直接撮像

分類 (2件)： 顕微鏡法  (BK01040E) ,  無機化合物の結晶構造一般  (BK07001T)

タイトルに関連する用語 (7件)： 環状 ,  明視野 ,  電子顕微鏡法 ,  結晶 ,  水素原子 ,  カラム ,  撮像