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J-GLOBAL ID：201102218796295576   整理番号：11A0801869

選択的エキソソームの全身投与によるマウス脳へのsiRNAの送達

Delivery of siRNA to the mouse brain by systemic injection of targeted exosomes

著者 (6件)： ALVAREZ-ERVITI Lydia (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  SEOW Yiqi (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  YIN HaiFang (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  BETTS Corinne (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  LAKHAL Samira (Univ. Oxford, Oxford, GBR) ,  WOOD Matthew J A (Univ. Oxford, Oxford, GBR)
資料名： Nature Biotechnology  (Nature Biotechnology)
巻： 29  号： 4  ページ： 341-345  発行年： 2011年04月 
JST資料番号： H0870A  ISSN： 1087-0156  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： RNA薬の治療可能性を実現するには,組織特異的で免疫原性を持たない効率的な送達技術の開発が必要である。本論文では,RNAおよびタンパク質を輸送する外来性ナノ粒子であるエキソソームにより,低分子干渉(si)RNAがマウス脳に送達されることを示す。免疫原性を抑制するため,エキソソーム生産には自己由来の樹状細胞を用いた。選択性を得るため,ニューロン特異的なRVGペプチドを融合させたエキソソーム膜タンパク質Lamp2bを発現するように樹状細胞を改変した。精製後のエキソソームに外来性siRNAを電気穿孔で装填した。静脈内に注入されたRVG選択的エキソソームは,脳内のニューロン,ミクログリア,オリゴデンドロサイトにGAPDH siRNAを特異的に送達し,特定の遺伝子をノックダウンした。前もってRVGエキソソームに暴露してもノックダウンは抑制されず,他の組織への非特異的な取り込みも観察されなかった。エキソソームを利用したsiRNA送達の治療可能性は,アルツハイマー病の治療標的であるBACE1の野生型マウスでのmRNA(60%)およびタンパク質(62%)の強力なノックダウンによって示された。Copyright Nature Publishing Group 2011

シソーラス用語： 低分子量 ,  *ドラッグデリバリーシステム ,  マウス ,  脳 ,  樹状細胞 ,  膜タンパク質 ,  細胞構成体 ,  RNA【核酸】 ,  糖タンパク質 ,  ペプチド ,  *遺伝子破壊 ,  ベシクル ,  Alzheimer病 ,  アミロイド ,  前駆体 ,  プロテイナーゼ ,  免疫原性 ,  *エレクトロポレーション ,  培養細胞 ,  *遺伝子導入 ,  動物実験 ,  投与経路 ,  *薬物 ,  *遺伝子療法 ,  *ターゲティング ,  *siRNA ,  RNA干渉 ,  遺伝子サイレンシング
準シソーラス用語： BACE1 ,  C2C12細胞 ,  Lamp2b蛋白質 ,  Neuro2A細胞 ,  *RNA薬 ,  RVGペプチド ,  アミロイドベータ蛋白前駆体 ,  *エキソソーム ,  シクロフィリンB ,  リポフェクタミン ,  *遺伝子デリバリーシステム ,  *遺伝子ノックダウン ,  狂犬病ウイルス糖蛋白質 ,  全身投与

分類 (5件)： 生物薬剤学(基礎)  (GY01021U) ,  その他の薬物の基礎研究  (GW23010K) ,  神経の基礎医学  (GN01020W) ,  分子遺伝学一般  (EC02010J) ,  細胞構成体の機能  (EF03060C)

タイトルに関連する用語 (6件)： エキソソーム ,  全身投与 ,  マウス ,  脳 ,  siRNA ,  送達