抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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カオス混合(流体粒子の運動がカオスとなるような層流の速度場を用いて流体混合を効率的に行う)について,カオスの特徴を簡単な例で説明,次いで流体粒子のカオス運動と混合との関係をのべ,カオス混合2例を紹介した.カオス混合における,ポアンカレ写像・パイこね変換など定義を式で示して説明すると共に,パイこね写像の解の例を図示した.カオス混合における目標を満たすための,分割・再結合ミキサーの構成要素があるが複雑で実用性にかけると解説,ついで,流体の占める2次元領域は規則領域とカオス領域に分けられ,カオス領域から出発した流体粒子の混合効率は良いが,規則領域の流体粒子は混合にとって障害であり,規則領域を小さくするような速度場が望ましいことを説明した.カオス混合2例,1]偏心2円筒間の流れの流線(図)とポアンカレ断面(図),偏心2円筒間の流れによる流体混合(図)を説明,2]流体粒子の運動がカオスとなるスタティックミキサーモデルの例とそのポアンカレ断面等を図示し解説した.