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J-GLOBAL ID:201102219168626659   整理番号:11A1938992

偏心のある鉄筋コンクリート建物の耐震改修されている建物とされていない建物の動的崩壊試験

Dynamic collapse test on eccentric reinforced concrete structures with and without seismic retrofit
著者 (3件):
資料名:
巻: 34  ページ: 95-110  発行年: 2012年01月 
JST資料番号: C0709B  ISSN: 0141-0296  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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激しい地震により破壊されたり倒壊した建物の関する調査結果は,柱ー梁接合部や横方向の不十分な補強,過小なアスペクト比,脆弱層の存在そして平面形の偏心といった構造要素やシステムにいくつかの共通する特徴を明らかにした。補強が不十分(不十分な横方向の補強)で耐震性が低い(脆弱層の存在,偏心)鉄筋コンクリート造建物を対象として動的実験を行い,崩壊過程を調べた。耐震改修されている建物とされていない建物の崩壊挙動の比較から,過大な横方向変形が生じても軸力に対する耐荷重能力を喪失しないよう開発されたSRF(柔軟性のあるスーパー補強)による補強法の有効性が明らかになった。1つの試験体の柱はポリエステルファイバーベルトで補強され,せん断壁はポリエステルファイバーシートで補強された。他の要素は補強しなかった。各試験体は日本の1970年台の旧基準に従って設計され,1階に十分な剛性と強度の偏心がある縮尺1/3の鉄筋コンクリート構造である。試験体は独立した柱フレームとせん断壁フレームにより構成されている。1階の偏心に起因するねじれ応答は脆弱なフレームに変位を集中させ,最終的にRC試験体の独立した柱はせん断により破壊し,軸力を支持する能力を喪失した。一方,SRF試験体はRC試験体が崩壊した地震荷重に耐えただけではなく,更に加えた3つの荷重に耐えた。しかし,試験の最後には著しい強度低下と大きな横方向と鉛直方向の変形を生じていた。2種類の試験体の応答を比較することにより以下の結論が得られた。軸力を受ける柱の崩壊は,鉛直方向の応答からは予測できない。それは,むき出しのRC柱の鉛直挙動がSRF柱のそれとは軸方向の崩壊が始まるまでは明らかに異ならず,SRF補強法が柱を拘束しクラックの進展を防ぐという意味で有効であり,このようにRC柱の崩壊モードを曲げ降伏後の脆いせん断崩壊から曲げが支配的な挙動へとモディファイするからである。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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コンクリート構造 
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