抄録/ポイント：
抄録/ポイント
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カオリナイトはセラミックと化学原料の重要な種類であり,その名前は江西省景徳鎮地域の高嶺山に由来する。カオリナイトの物理学的及び化学的性質は,そのユニット層の間の積層構造と結晶欠陥が影響する。構造のこれらの変化は,赤外(IR)分光法で敏感に反映され,IRの高周波数範囲は特に,効果的に用いてカオリナイトのOH伸縮振動を分析することができる。その研究した試料は景徳鎮の東部,鵞湖花崗岩中部の高嶺鉱床から収集した。その残存カオリンは,高温多湿環境での花崗岩とペグマタイトの加水分解と風化作用に由来した。高嶺鉱床からのカオリナイトの構造特性をフッ化水素酸(HF)処理と赤外(IR)分光法分析の手段により研究した。ストック則に従い,<4μmのカオリンの摩擦に集中し,それぞれ5分間,その200mgを16mLと8mLのフッ化水素酸と混合し,残存粘土JDZ-8HF-1とJDZ-8HF-2をIRにより研究した。未処理試料JDZ-8HF(<4μm)の高周波数レンジでのIRスペクトルの非常に弱い帯域の観点から,この領域からのカオリナイトは無秩序の範囲にあると考える。この無秩序は主に,カオリナイト結晶内のc*軸とO-H軸の間の角度の減少と,層間凝集エネルギーの増加により引き起こされる。高周波数レンジでの四つの帯域の特徴分析に基づきまた,カオリナイトの構造はBCBCBC八面体空間のディッカイト状転移を持つ。JDZ-8HF(<4μm)の低周波数レンジから,カオリナイトと石英の特徴的なピークが同定されるが,その試料内の他の相は見出すことができなかった。830と744cm-1の帯域の強度とパターンから,このイライトは1Mdのポリタイプと決定することができ,無秩序構造を有する。16mLの(12mol/L)HF処理後,JDZ-8HF-1のIRスペクトルは典型的なイライトIRを示す。JDZ-8HF-1のIRスペクトルからカオリナイトに関係するいかなる帯域も見つけることができず,三つの弱い帯域797,779,372cm~(-1)によるとそこには非常に少量の石英が存在する。JDZ-8HF-1のIRスペクトルによると,16mLのHFは景徳鎮地域からの幾らかの石英とすべてのカオリナイトを溶解することができた。・・・(翻訳著者抄録)
