抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ダイアモンドの特性は結晶サイズによって著しく影響される。高い体積に対する表面の比は,結果として不規則性sp
2結合,水素濃度および電子とフォノンの散乱を増大させる。これら特性のほとんどは低次元材料によく見られるが,炭素同素体の添加は,sp
2結合を導入し,非晶質シリコンの様な系すべてに著しい欠点を導入する。sp
2結合の増大は,不規則性の増大,より著しく複雑なバンドギャップ内の状態密度,ヤング率の低下,光学吸収の増大などをもたらす。10nm以下のサイズにおいて,多くのダイアモンド粒子および膜の特性は,sp
2結合の寄与だけでなく,非常に低次元においてサイズ効果によりバルクダイアモンドのそれから大幅にずれる。これらの欠点にもかかわらず,ナノダイアモンド膜と粒子は,さまざまな応用と基礎科学の研究に対して有力な系である。これら材料の基本的特性を知ることで,具体的応用に対する寄与の更なる開拓が可能となる。本解説は,特に化学気相堆積により成長した薄膜に注目し,さまざまなナノ結晶ダイアモンド形状と応用との間に読者を案内するよう試みる。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.