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J-GLOBAL ID：201102219347421733   整理番号：11A0130507

β-トレフォイル蛋白質,ヒスアクトフィリンにおけるミリストリルスイッチの折畳みと反転のエネルギー論と機構

Energetics and mechanisms of folding and flipping the myristoyl switch in the β-trefoil protein, hisactophilin

著者 (5件)： SMITH Martin T. J. (Univ. Waterloo, ON, CAN) ,  MEISSNER Joseph (Univ. Waterloo, ON, CAN) ,  ESMONDE Samantha (Univ. Waterloo, ON, CAN) ,  WONG Hannah J. (Univ. Waterloo, ON, CAN) ,  MEIERING Elizabeth M. (Univ. Waterloo, ON, CAN)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 107  号： 49  ページ： 20952-20957  発行年： 2010年12月07日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ミリストイル化の効果を解析するモデルとしてヒスアクトフィリンを使用した。ヒスアクトフィリンはpH7.5で細胞質型とpH6.5で膜結合型に可逆的に切り替わる。ミリストイル化された蛋白質の熱力学的安定性と,折畳みとアンフォールディングの速度論を定量的に解析した。ミリストイル化は折畳み,およびアンフォールド状態より折畳みの遷移状態を安定化すると思われる。ミリストイル化ヒスアクトフィリンの高い安定性にもかかわらず,非ミリストイル化蛋白質より約10倍速くアンフォールドした。しかしながら,折畳みの速度も又増加し,結果的に安定性が増加した。本研究は,このような折畳みにおけるミリストイル化によるノンネイティブ相互作用によって仲介される劇的効果を明らかにし,ヒスアクトフィリンにおけるpH依存ミリストイル化スイッチングエネルギー論と機構への洞察を提供した。

シソーラス用語： *タンパク質 ,  *ミリストイル化 ,  細胞内分布 ,  pH依存性 ,  配座転移 ,  折畳み ,  自由エネルギー ,  安定性 ,  分子間相互作用 ,  膜タンパク質
準シソーラス用語： *ヒスアクトフィリン

分類 (1件)： 蛋白質・ペプチド一般  (EB03010N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 蛋白質 ,  折畳み ,  反転 ,  エネルギー