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J-GLOBAL ID：201102219444370825   整理番号：11A1769140

希土類永久磁石の現状と今後の動向

Current Status and Future Trends of Rare-Earth Magnet

著者 (2件)： 樋口大 (信越化学工業) ,  後藤剛史 (信越化学工業)
資料名： 電気学会回転機研究会資料  (電気学会研究会資料)
巻： RM-11  号： 125-145  ページ： 61-66  発行年： 2011年10月26日 
JST資料番号： Z0923A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 希土類磁石,特にNd₂Fe₁₄B(ほう化鉄ネオジム)磁石は理論エネルギー積が高く,最強の永久磁石であるが,磁力が強い半面,保磁力が低いので減磁しやすく,耐食性も不十分なので,Tb,Dyなどの重希土類(HRE)を添加し,保磁力,耐熱性,耐食性を高めるメッキ表面処理を施している。本文は,希土類鉱山開発状況,希土類磁石の製造方法,保磁力向上への取り組みを解説し,低耐熱性磁石への置換の障壁となっている減磁解析と実測との乖離について,原因と考えられる知見を取得した。

シソーラス用語： *永久磁石 ,  *希土類合金 ,  ホウ化物 ,  フェライト ,  ネオジム合金 ,  希土類元素 ,  テルビウム ,  ジスプロシウム ,  粒界拡散 ,  保磁力 ,  消磁 ,  電磁場解析 ,  磁化反転 ,  耐熱性 ,  耐食性
準シソーラス用語： *希土類磁石 ,  *重希土類元素

分類 (1件)： 電磁石  (NA05080G)

引用文献 (4件)：

• (1) S.Hirosawa, Y.Matsuura, H.Yamamoto, S.Fujimura and M.Sagawa : "Magnetization and magnetic anisotropy of R2Fe14B measured on single crystals", J.Appl.Phys., Vol.59, 873-879(1986)
• (2) 小林 久理眞, 高野隆之, 佐川 眞人:「結晶粒子径を制御したDyフリーNd2Fe14B系焼結磁石における磁化反転機構の解析」, 電気学会研究会資料. マグネティックス研究会,21-26(2005)
• (3) 中村 元:「粒界拡散法により作製したNd2Fe14B磁石」,日本応用磁気学会第147回研究会資料, 13-18(2006)
• (4) 樋口 大:「材料特性の取り扱い方(永久磁石)」第20回電磁界数値解析に関するセミナー講演資料集, 60-73(2010)

タイトルに関連する用語 (4件)： 希土類 ,  永久磁石 ,  現状 ,  動向