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J-GLOBAL ID:201102219546025758   整理番号:11A0538767

培養ヒト細胞の特異的な遺伝子座での正突然変異後のGFP陽性変異体の簡単な検出

Easy detection of GFP-positive mutants following forward mutations at specific gene locus in cultured human cells
著者 (9件):
資料名:
巻: 721  号:ページ: 101-107  発行年: 2011年03月18日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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著者らはHT1080ヒト線維肉腫細胞を用いる新規の突然変異分析システムを作り出し,これはテトラサイクリン-オペレータ依存性GFP遺伝子(TetO-EGFP)とテトラサイクリンリプレッサー(TetR)遺伝子の組合せから成り,ここではGFP遺伝子の発現がTetR蛋白質の厳しい制御下にあり,そしてTetR遺伝子は内因性HPRT遺伝子の範囲内に位置する。このシステムで,TetR遺伝子での不活性化変異または遺伝子自身を含む大きい欠失はいずれも細胞でのGFP遺伝子の高頻度発現(200倍以上の増加)をもたらし,それはフローサイトメーターだけでなく蛍光顕微鏡下でも直ちに記録できる。著者らはこの新しい細胞系で,TetR遺伝子座での自然突然変異率が2.8-3.4×10-6/細胞分裂であり,HT1080細胞の内因性HPRT遺伝子での割合よりわずかに低く,突然変異誘発物質としてX線に対して用量反応を呈することを示す。著者らはまた,X線照射後に自然突然変異率上昇を示す変異クローン(即ち,遺伝的に不安定な細胞)も分離した。自然発生的なGFP陽性変異体は主にTetR遺伝子での塩基変化突然変異であり,一方X線照射後に得られるものにはしばしば最大6Mbまでにわたる大きな欠失が含まれた。この結果は細菌性TetR/TetO調節ユニットがヒト細胞で突然変異検出システムとして非常によく機能することを示し,そしてヒトゲノムのあらゆる部分が安定に発現している遺伝子でのTetR遺伝子の標的挿入後に突然変異感受性について試験できるかもしれない。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝的変異  ,  生化学的分析法 

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