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J-GLOBAL ID：201102219709832648   整理番号：11A0519782

最も新たな統合: 進化と生態動力学の相互作用の理解

The Newest Synthesis: Understanding the Interplay of Evolutionary and Ecological Dynamics

著者 (1件)： SCHOENER Thomas W. (Univ. California, CA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 331  号： 6016  ページ： 426-429  発行年： 2011年01月28日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 新たな分野として生態から進化へ,そして進化から生態への両方向の影響を原則とする生態-進化動力学を概説する。生態学的変化が突然変異を選別し進化に方向性を与えることで自然淘汰が起きるということは証明されているが,進化的な変化は非常に長い時間を要し,生態系に影響を及ぼさないと推定されてきた。進化的変化が実際に極めて速く,生態学的に観察可能な時間スケールで生じているガラパゴスフィンチ(Geospiza fortis)のくちばしの大きさやソアイヒツジ(Soay Sheep)等の有蹄類の表現型の変化等の例をまとめた。また,現在進行中の生態-進化動力学の野外実験として,サイズの小さなトカゲAnolis sagreiの生息環境への巨大な捕食者Leiocephalus carnatusを導入後のA.sagreiの急速な進化と生態系に与える影響を予測した。進化と生態系のフィードバックループが,集団の増加,コミュニティーの分布や安定などの生態学的プロセスにも影響を与えると考えられる。

シソーラス用語： スズメ類 ,  イグアナ科 ,  *生態系 ,  生息環境 ,  ヒツジ ,  *自然淘汰 ,  *生物進化 ,  生物相互作用 ,  突然変異 ,  集団遺伝
準シソーラス用語： Geospiza fortis ,  Anolis sagrei ,  ソアイヒツジ

分類 (2件)： 生態系  (EE01040P) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： 統合 ,  進化 ,  生態 ,  動力学 ,  相互作用 ,  理解