フェロセン結合ポリミキシンBとそのアナログを用いたリポ多糖類のための酵素増幅電気化学検出

IIJIMA Seiichiro; KATO Dai; YABUKI Soichi; NIWA Osamu; MIZUTANI Fumio

文献

J-GLOBAL ID：201102219937468220 整理番号：11A0619706

フェロセン結合ポリミキシンBとそのアナログを用いたリポ多糖類のための酵素増幅電気化学検出

Enzymatically amplified electrochemical detection for lipopolysaccharide using ferrocene-attached polymyxin B and its analogue

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資料名：
巻： 26 号： 5 ページ： 2080-2084 発行年： 2011年01月15日
JST資料番号： D0173C ISSN： 0956-5663 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：オランダ (NLD) 言語：英語 (EN)

トルエン/ピリジン混合液中でのフェロセノイルクロライドとポリミキシンBとの反応によってフェロセン結合ポリミキシンB(PMB-Fc)を調製した。PMB-Fcとウシ血清アルブミン膜被覆グルコースオキシダーゼで修飾したガラス状炭素電極から構成した酵素修飾電極を組み合わせてリポ多糖類(LPS)の電気化学検出を行った。PMB-Fc分子のフェロセン単位は電極上で酸化され,次にD-グルコースの存在下のグルコースオキシダーゼ触媒反応によって元の天然型に還元された。PMB-Fcの消費/再生循環は化学的増幅信号応答をもたらした。PMB-Fcに対する電流応答はLPSとの錯体生成に関連して減少し,LPSによって引き起こされる本電流減少の強さは循環プロセスによっても増幅された。本酵素修飾電極は50ng/mlの低い検出限界でLPSに対して5分の迅速応答を示した。さらに,1mg/ml以上の高濃度D-ソルビトール又はポリビニルアルコールの添加は無応答を実質的に誘導し,各種株由来の3種類LPSは同一濃度に対して類似した強さの電流応答を示し,本結果は実応用での本検出系の利点を示唆した。PMB-Fcのアナログ,フェロセン結合コリスチンもグルコースオキシダーゼ修飾電極を用いたLPS検出に有用であった。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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生化学的分析法 , 酵素の応用関連 , 電気化学反応

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